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今月の特集文化資産


岡山/笠岡市
(
かさおかし)
   
■関連分類: 口承芸能

笠岡市内かさおかしない伝統的でんとうてき盆踊ぼんおどり」「大島おおしま傘踊かさおどり」<県指定重要無形民俗文化財けんしていじゅうようむけいぶんかざい



 笠岡市内の各地位に伝わる伝統的な「盆踊り」のほぼすべてが、収録されている。中でも、「大島の傘踊り」は、新暦の8月14日の夜、2人1組となり、傘を刀に見立てて斬り合うように踊るのが特徴。「大島音頭」に合わせて「出踊り」「忍び」「斬り合い」の3種類の型を順に踊る。天正年間、大島の領主細川公は朝鮮征伐の後病死。1686年その法要の最中、突然雨となったので参列した遺臣たちは、供養踊りを刀の代わりに傘で踊ったといういわれがある。他に「水かえ踊り」(大井地区)、「ドンカッカラ節」(園井地区)、「大黒踊り」(金浦地区)のほか、北川地区から笠岡諸島まで、市内各地区に伝わる盆踊りが紹介されている(国指定文化財を除く)。各地区ごとに少しずつ異なる盆踊りが次々に現れ、後世に貴重な記録を残すことになった。他にも昭和になって創られた盆踊り、平成になって創られた盆踊りなども収録されている。

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岡山/瀬戸内市
(
せとうちし)
   
■関連分類: 技能
備前焼大窯びぜんやきおおがま再現さいげん



 明治以降、陶芸家は個人宅に窯を作り、小型の焼き物を創るようになったが、小さな窯では「古備前の魅力」の謎解きはできないとして、中世の大窯焼成計画を立て、全長53メートルの大窯を建造、本編はその映像記録第4作である。第1作で53メートルの大窯を再現し、第2作で窯詰めの焼成試験を行い、第3作では、一石の大甕を制作し、陶土の研究を果たした。本編はこれらの成果をもとに、「寒風(さぶかぜ)大窯」53メートルによる「試験窯詰め・焼成」実施計画に合わせた研究を行った過程を紹介している。一石大甕23個の他に四石大甕も創られ、その他作品と共に、窯内の配置を含む焼成の試験を行なおうとするものであった。平成23年正月4日「火入れ神事」が、取行われ、窯に火が入れられた。46日目、約1,000度に達した。火入れから60日目、様々な努力と共に焼成が終了した。本編の記録はここまでであるが、第1作から通して映像を一覧することでより理解が深まる。

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長崎/平戸市
(
ひらとし)
   
■関連分類: 祭り口承
芸能
的山流儀・花杖あづちりゅうぎはなづえ」「前平川畑流儀まえびらかわばたりゅうぎ」「大根坂流儀・花杖おおねざかりゅうぎはなづえ市指定無形民俗文化財ししていむけいぶんかざい大根坂おおねざかジャンガラ」県指定無形民俗文化財けんしていむけいみんぞくぶんかざい大島おおしま須古踊すこおどり2」国選択無形民俗文化財くにせんたくむけいみんぞくぶんかざい



 的山(あづち)大島では盆の時期、各地区でジャンガラ、須古踊(すこおどり)流儀(りゅうぎ)花杖(はなづえ)等の民俗芸能が、寺社や公共施設、新盆の家や墓地で行われる。  「ジャンガラ」は大根坂地区に伝わる念仏踊りを起源とする芸能で、スゲ笠と腰前に太鼓を付けた踊り手と、鉦たたき(共に男性)が、鉦のリズムに合わせて足を上げて踊る。簡素な笠の花飾りや、鉦たたきも踊る点など、17世紀初期頃には行われていた平戸島のジャンガラより古い要素が見られる。「須古踊」は的山、西宇戸、神浦地区で行われていたが、こんにち的山と神浦で継承されている。なお神浦では西神浦と東神浦が隔年交互で行っている。18世紀中頃には行われていた記録があるが、やはり念仏踊りに起源を持ち、着物にスゲ笠姿の踊り手(男性)が、円形に並び、笛の音に合わせてゆっくりと踊る。「流儀」「花杖」は的山、大根坂、前平地区に伝わる、棒や模造刀等を用いて行う武術の演技で、流儀は青年男子、花杖は子供の男子が行う。明治時代に北松浦半島や平戸から伝播したと考えられている。的山大島は盆の期間、島を挙げて様々な民俗芸能が行われる。「民俗芸能の宝庫」である。

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熊本/多良木町
(
たらぎまち)
   
■関連分類: 祭り芸能

多良木町たらぎまち伝承でんしょうされる伝統芸能でんとうげいのう「いにしえからのこころぐ」



 多良木町のある人吉・球磨地方では、「臼太鼓(うすだいこ)踊り」が有名である。臼太鼓を響かせながら悠然と舞う「頭(かしら)踊り」、鍬形や鹿の角を着けた「関(せき)」や「脇(わき)」が踊る。頭、関や脇の後ろをシャグマという長い毛のかぶり物を着けた子供が付き添い、鉦(かね)を打ち鳴らす。源平合戦を表すというこの踊りは勇壮さの中に何処か優雅さを有している。本編では「中原(なかばる)臼太鼓踊り」「伏間田(すまだ)臼太鼓踊り」「葛沢(かずらそお)臼太鼓踊り」「上槻木(かみつきぎ)太鼓踊り」「東光寺(とうこうじ)臼太鼓踊り」が紹介されており、」他に、相良藩の武士が始めたといわれる「球磨拳(くまけん)」や、五穀豊穣・お祝い事などでおどられる「大久保棒踊り」が紹介されている。

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