『東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業』(12.19)
『東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業』は、「東京緊急対策2011」の一環として、東京都が公益財団法人東京都歴史文化財団と共催し、被災地に対する芸術文化活動の提供やアーティストの派遣等を行う事業です。事業の立案や実施は、多様な人々が交流していくことに焦点を当てながら、現地のアートNPO等やコーディネーターと連携して行われます。震災以降、分断を余儀なくされた地域コミュニティに対して、さまざまなアートプログラムの実施を通じて、地域の多様な文化環境の復興を支える仕組みづくりへのサポートが行われてきました。具体的な支援活動のレポートは、『Art Support Tohoku-Tokyo Report』のWEBサイトにて紹介されています。
お問い合わせ:Art Support Tohoku-Tokyo Report
詳細はこちら:http://asttr.jp
オルビス東日本大震災復興支援活動『いつもプロジェクト』(12.19)
オルビスが、被災地域の「いつも」の日常を取り戻すための支援活動として『いつもプロジェクト』を立ち上げ、さまざまな支援活動を行っています。『いつもプロジェクト』を支える「いつもプロジェクト基金」を設立し、「自然を取り戻す」「社会を整える」「暮らしを潤す」の三つの視点から支援活動を展開。被災地の仮設住宅団地の「くらし」をアートの力で支援する「くらしのある家プロジェクト」も7月から開始。仮設住宅の壁にアーティストと住民が共にサインや絵を描くアートプロジェクトで、彩りや温もりのあふれた生活環境づくりやコミュニケーションのきっかけづくりを行っています。
お問い合わせ:いつもプロジェクト
NPO法人映像情報士協会『復興メディア支援隊』(12.19)
NPO法人映像情報士協会が「大震災による被災者の中長期的な復興を支援する情報システムの構築をサポート」「風評被害の影響を軽減する情報を制作配信」「未来の日本の教科書となるような映像をアーカイヴ化し世界中に配信」することを目的に、『復興メディア支援隊』を結成。情報制作配信の専門家である映像情報士を現場に派遣し、現地の行政組織や民間団体等の情報の収集・整理・配信のサポートを行うとともに、被災地および近隣支援地での活動の情報化(映像や写真、文字による記録)を行っています。その他にも、被災地の小中学生がプロカメラマンの協力を得ながら“復興に向けた希望の象徴”となるモチーフを選んで写真を撮影する『未来への教科書プロジェクト』なども行われています。
お問い合わせ:復興メディア支援隊
『中之作プロジェクト』(12.19)
『中之作プロジェクト』は、東日本大震災で被害を受けたいわき市沿岸部の江名・中之作地区の古い港町にある被災した古民家を再生し、後世に引き継くことを目的としたプロジェクトです。このプロジェクトでは、解体を余儀なくされていた中之作漁港に面して建つ築200年の商家を譲り受け、再生に向けた活動を行っています。その他にも、震災復旧の解体助成により、まだ使える価値のある古民家が解体撤去される現状を危惧し、修復への呼びかけなどを行うとともに、カメラを持っていわき市に残る歴史のある町並みや建物をサイクリングする「自転車による街歩き」なども開催し、まちなみ再生やコミュニティ活性のための取り組みも行われています。
お問い合わせ:中之作プロジェクト
文化庁の『平成23年度 次代を担う子どもの文化芸術体験事業-派遣事業-(東日本大震災復興支援対応)』が各地で開催(12.19)
文化庁の『平成23年度 次代を担う子どもの文化芸術体験事業-派遣事業-(東日本大震災復興支援対応)』の委託先として、岩手県、宮城県、仙台市、福島県、栃木県で実行委員会が結成され、芸術家の派遣事業が行われています。各実行委員会は被災地域における文化芸術活動へのニーズを把握し、状況や内容に応じて、芸術家を被災地域の小学校・中学校や避難所等に派遣。たとえば、仙台市では「仙台市震災復興のための芸術家派遣事業実行委員会」が結成され、構成団体のひとつである『Art Revival Connection TOHOKU (ARC>T)』は、震災後に結成された舞台芸術家のネットワーク組織として、ニーズ調査や派遣される芸術家への研修を行いながら、多くの学校や児童館へ芸術家を派遣しています。
お問い合わせ:Art Revival Connection TOHOKU
詳細はこちら:http://arct.jp/
『RESTART JAPANファンド』(12.19)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、ソニー株式会社とともに、『RESTART JAPANファンド』を設立。震災後、セーブ・ザ・チルドレンが、被災した子どもたちのために避難所などに設置する安心・安全な空間「こどもひろば」を立ち上げてきたことなどを基盤とし、子どもの保護とケア、教育、創造的活動を重点とした「RESTART JAPAN 支援プロジェクト」を展開しています。ソニーグループ企業は、チャリティソングプロジェクト「RESTART JAPAN」をはじめ、さまざまなチャリティ企画を行うとともに、未来を担う子どもたちへの好奇心や創造性を育む体験学習の機会なども提供しています。
お問い合わせ:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
被災文化遺産救援コンソーシアム(CEDACH)(12.3)
考古学・文献史学の専門家らが文化遺産を後世に伝えるべく『被災文化遺産救援コンソーシアム(CEDACH)』を設立し、被災地の文化遺産の保護活動の支援を行っています。CEDACHでは、専門家やボランティア、各種学会、組織との幅広い連携や技術的な支援体制を整え、データ班(文化情報学・空間情報科学・歴史学・考古学を中心とする若手グループ)による「被災文化遺産情報のデータベース構築やGISへの展開」、技術的支援班(考古学・文献史・文化財科学を中心とする各世代グループ)による「文化遺産の救出・保護・保存に関連する技術的支援」、リエゾンマネージャー(関連学問分野や国内外関連機関との連携経験者)による「国内外への情報発信や相互連携」が行われています。
お問い合わせ:被災文化遺産救援コンソーシアム(CEDACH)
詳細はこちら:http://cedach.org/?q=node/6
アート・インクルージョン『クリスマスプロジェクト2011』(12.3)
「アート・インクルージョン」が復興支援の一環として、12月17日(土)に仙台市内にある「あすと長町仮設住宅」でアートを楽しむことのできる『クリスマスプロジェクト2011』を開催します。仮設住宅内の広場を会場に作品の発表やワークショップが行われるほか、仮設住宅の壁を利用したペイントやトルコの子どもたちからの絵葉書などの展示、巨大カステラ作りなどの交流企画も催されます。当日発表される作品は仮設住宅内の集会所などで事前に開催されるワークショップでも製作されます。また12月16日(金)には復興に向けた取り組みを行うアート関係者や有識者が集う「アート・インクルージョン カフェトーク」も開催されます。
お問い合わせ:アート・インクルージョン実行委員会
詳細はこちら:http://art-in.org/
CIPA フォトエイド基金(12.3)
一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)と公益財団法人日本財団が、東日本大震災の被害の実態や復旧・復興の取り組みの記録、写真・映像を通じた被災者の精神的なケアを目的に『CIPAフォトエイド基金』を設立し、7月から支援活動を行っています。基金では、非営利団体(NPO/NGO)、ボランティア団体、学校、及び地方公共団体等を支援の対象として「写真や映像記録の作成・保存・閲覧」、「震災からの復興記録に関する記録者の育成、記録媒体や機材の整備等」、「汚れてしまった写真の洗浄・整理や卒業アルバム等の再制作」、「写真や映像を活用した展示会やイベントの開催」などについての支援を実施しています。
お問い合わせ:一般社団法人 カメラ映像機器工業会 フォトエイドプロジェクト担当事務局
TOYOTA『芸術・文化 自主プログラムを通じた現地で心のケアに関する活動』(12.3)
TOYOTA(トヨタ自動車株式会社)が東日本大震災被災地支援活動の一環として、『芸術・文化 自主プログラムを通じた現地で心のケアに関する活動』を行っています。震災で中止となった現地アマチュアオーケストラによる「トヨタコミュニティコンサート」の公演実現に向けた支援や、日本アマチュアオーケストラ連盟への寄付を通じ、アマチュアオーケストラによる被災地訪問コンサート等の開催の支援をしています。また2012年にはウィーンフィルメンバーを中心とした世界レベルの奏者による宮城・岩手でのチャリティコンサートや、学校への訪問コンサートが予定されています。また芸術・文化復興支援ファンドへの寄付なども行われています。
お問い合わせ:TOYOTA 東日本大震災被災地支援活動
詳細はこちら:http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/
JATET FORUM 2011『東日本大震災による劇場・ホール被災調査報告』(11.18)
公益社団法人劇場演出空間技術協会 (JATET)が主催する「JATET FORUM 2011」で『東日本大震災による劇場・ホール被災調査報告〜劇場・ホールにおける防災・安全・技術〜』が開催されます。フォーラムは12月15日(木)に、豊島区立舞台芸術交流センター(あうるすぽっと)を会場に開催。被災地の劇場・ホールの関係者や劇場・ホール機構の専門家などを招き、「第1部:ホール災害の実態」、「第2部:舞台設備の被災と今後の対応」、「第3部:被災から修復・復興へ」の3つの視点から報告や討議が行われます。関係者間の連携や情報の共有、今後起こりうる災害に備えた安全意識の向上などが期待されるフォーラムとなっています。
お問い合わせ:公益社団法人 劇場演出空間技術協会
E-mail:jatet@jatet.or.jp
パソナグループ震災復興支援活動『パソナ・東北こどもオーケストラ』(11.18)
株式会社パソナグループが東日本大震災で被災・避難した子供たちの心を癒すことを目的に、音楽活動を通じて心のケアを行う『パソナ・東北こどもオーケストラ』を福島県郡山市に設立しました。『パソナ・東北こどもオーケストラ』では、郡山市内の小学校から中学生までの「こども団員」を募集。10月から毎月1回の練習を実施し、平成24年3月11日に郡山市内でのコンサート開催を目指します。オーケストラの音楽指導には、パソナグループで招聘コンサートやミュージカルの企画・制作等を手掛ける『パソナ ア・テンポ』や、若手音楽家や芸術家の「仕事」と「音楽活動」の両立をサポートする事業『パソナ・ミュージックメイト』に関わる若手音楽家が参加します。
お問い合わせ:パソナグループ 東北こどもオーケストラ事務局
詳細はこちら:http://www.pasonagroup.co.jp/news/company/
公益財団法人サントリー芸術財団『ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金』(11.18)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングス株式会社が、公益財団法人サントリー芸術財団に『ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金』を設立しました。基金では、被災地はもとより日本全体に活力を与える「音楽を通じた支援活動」を継続的に実施することを目的に、助成事業と公演事業を実施。助成事業では、全国の音楽団体から音楽を通じた支援活動を募集。選考された活動(各年2、3団体)に「音楽復興祈念賞」の授与と、助成金(各年総額1,000万円)を交付します。この事業は2013年から10年間の継続が予定されています。公演事業では、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員が継続的に被災地を訪れ、音楽を届ける「こどもたちのためのコンサート」を開催。この事業は2012年から5年間の継続が予定されています。
お問い合わせ:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金
社団法人全日本郷土芸能協会『郷土芸能復興支援プロジェクト』(11.17)
社団法人全日本郷土芸能協会が、東日本大震災での影響を受けた郷土芸能や祭りの復興・再生を長期的に支援することを目的に『郷土芸能復興支援プロジェクト』を立ち上げ、寄付などを募っています。主な活動として、被災した郷土芸能の復興を行うための「支援金の募金」、被災した郷土芸能の調査及び関連団体との情報共有を行うための「被災郷土芸能に関する窓口」、被災した郷土芸能に携わる子どもたち(後継者)のための「育成支援」が行われます。自治体指定の文化財にとらわれず、幅広い郷土芸能を支援することが特徴となっています。現在、全国各地の郷土芸能関連のイベントなどで募金への協力が呼びかけられています。
お問い合わせ:社団法人 全日本郷土芸能協会「郷土芸能復興支援プロジェクト」事務局
アーツエイド東北による『被災した芸術家・団体のためのサポートプログラム』募集(11.6)
被災地の芸術文化活動を支援する団体「アーツエイド東北」による『被災した芸術家・団体のためのサポートプログラム[第1期]』の募集が間もなく開始されます。被災した岩手県・宮城県・福島県を拠点とする芸術家・団体等に、その活動を継続するための支援を行うことを目的としたプログラムで、表現ジャンルを問わず採択された個人・団体に10万円の支援金がおくられます。申込受付期間は11月21日(月)から28日(月)まで。12月6日(火)に採択結果が通知されます。採択件数は10件が予定されています。審査では「既存の助成制度では対象となりにくい活動などを重視する」など、他の助成プログラムとの役割分担についても考慮された内容となっています。
お問い合わせ:アーツエイド東北
詳細はこちら:http://aat.or.jp
国際交流基金日米センター助成プログラム『東日本大震災からの復興と防災に関するプロジェクト』募集(11.6)
国際交流基金日米センターが『東日本大震災からの復興と防災に関するプロジェクト』の募集を行っています。平成24年度中に開始される日本と米国との間の共同研究、交流・対話事業などへの助成プログラムで申請資格は日本または米国の非営利団体。日米間の研究者・専門家、国際交流関係機関・財団、市民セクター(NGO/NPO)などが取り組む「復興と防災に関するプロジェクト」が対象となっています。「震災体験の記録と継承、その国際的な共有」や「防災教育、防災文化の普及」、「被災者の精神的回復への協力」などが例として挙げられています。申請締切は12月1日(木)。助成金額はプロジェクトごとに異なります。
お問い合わせ:国際交流基金日米センター
アートミーツケア学会2011年度総会・京都大会『「こども」から考えるケアとアート ー大震災を経てー』(11.6)
アートミーツケア学会2011年度総会・京都大会で、東日本大震災を背景にしたケアやアートに関するトークイベントが京都造形芸術大学を会場に開催されます。11月26日(土)は『「こども」から考えるケアとアート』と題したクロストークイベントが行われます。27日(日)は、被災地域で活動するアート関係者を招き、事例紹介とともに議論を進める分科会として「"その人"に寄り添うということ―被災地でのアート活動についてー」や「人はなぜ表現するのか?― 内なるこどもからアートとケアを考えるー」などが開催され、「こども」をキーワードに、ケアやアートについて考える機会となっています。
お問い合わせ:アートミーツケア学会事務局
詳細はこちら:http://popo.or.jp/artmeetscare/news/
文化経済学会『震災復興における文化的サステナビリティのデザイン』(11.6)
文化経済学会の20周年記念事業『秋のシンポジウムー文化創造の転換点を迎えてー』が、震災やグローバル経済の変化の影響を視野に入れた「文化創造の転換」をテーマに開催されます。シンポジウムは11月25日(金)、26日(土)に、青山学院大学の青山学院アスタジオを会場に開催。25日は近藤誠一文化庁長官や福原義春資生堂名誉会長を招いた対談形式の基調講演が行われ、26日は『震災復興における文化的サステナビリティのデザイン』と題し、被災地の公立文化施設や舞台関係者、研究者などを招いたトークセッションが行われます。
お問い合わせ:文化経済学会事務局
ソーシャル・クリエイティブ・プラットフォーム『わわプロジェクト』(10.24)
『わわプロジェクト』は、東日本大震災復興活動を行う個人・団体と支援者・支援団体を結ぶソーシャル・クリエイティブ・プラットフォームです。被災地域のアクティビストとの連携や活動拠点の整備、新聞・WEB を活用した地域情報の発信などを行い、新たなサステナブルコミュニティの生成をサポートしています。「アーツ千代田3331」内にある「わわプロジェクトルーム」は、復興支援活動の会議や報告会の場、関連するワークショップの場として、復興支援の拠点となっています。WEBサイトでは各地の支援プロジェクトをインタビュー記事とともに紹介しています。
お問い合わせ:わわプロジェクト
詳細はこちら:http://wawa.or.jp/
東日本大震災復興祈念事業 『ざ・CLASSIC’11 岩手にゆかりのクラシックアーティスツ』(10.24)
大船渡市と公益財団法人岩手県文化振興財団が主催となって、東日本大震災復興祈念事業 『ざ・CLASSIC’11 岩手にゆかりのクラシックアーティスツ』が、11月3日(木)にリアスホール(大船渡市民文化会館)で、11月4日(金)に岩手県民会館で開催されます。ピアニストの松岡淳氏がコーディネーターとしてアーティストに呼びかけを行い、盛岡市のほか、震災で大きな被害を受けた陸前高田市、宮古市、大船渡市など沿岸部出身または縁のあるアーティストが出演するコンサートとなっています。
お問い合わせ:大船渡市・公益財団法人岩手県文化振興事業団
詳細はこちら:http://www.echna.ne.jp/
臨床するアート2011東京 東日本大震災を背景にしたトークイベント(10.20)
臨床するアート2011東京セッションで、東日本大震災を背景にしたさまざまなトークイベントがエイブルアート・スタジオを会場に開催されます。10月28日(金)には『東北からはじめる―ARC>Tという取り組み』と題し、アートを通じた復興に向けた諸活動とそれを支えるネットワークづくりのために設立されたArt Revival Connection TOHOKU (ARC>T)の活動が紹介されます。また11月18日(金)には被災地などでも活躍するアートディレクター中津川浩章氏による『時間と空間を届けるアートワークショップ』が開催されるほか、12月9日(金)には「復興支援プロジェクト 庭JAPAN」の長崎剛志氏による『それぞれができることを-力を生かすネットワーク-』などが開催されます。
お問い合わせ:財団法人たんぽぽの家
F/T シンポジウム『3.11以降の芸術活動とその公共性を巡って』(10.20)
国際舞台芸術フェスティバル「フェスティバル/トーキョー(F/T)」で、シンポジウム『3.11以降の芸術活動とその公共性を巡って』が11月9日(水)に「あうるすぽっと」を会場に開催されます。F/Tでは第一線の実践者や理論家を迎え、震災後、F/Tで制作・発表された作品群を具体例としながら、演劇(芸術)の実践と社会との接続を確認し、問い直すことを目的に4つのシンポジウムを企画。その1つである『3.11以降の芸術活動とその公共性を巡って』では、近藤誠一文化庁長官を招き、震災後のクリエーションの現場と公共政策を横断しながら、芸術の公共性を問い直す内容となっています。
お問い合わせ:F/T 事務局
東北九州プロジェクト vol.2 NAGASAKI with chaokao(10.6)
『東北九州プロジェクト』は、東北のアーティストやデザイナーの作品を、九州各地の連携施設で管理・保管・展示・販売するプロジェクトです。開催都市のアーティストやデザイナーの作品も販売され、東北の作家の売上は全て東北の作家へ、九州の作家の売上の利益はプロジェクト継続のための資金に充てられます。九州の経済力を活用し、義援金や寄付とは異なる形で、東北の「創造力復活」を後押しすることが大きな狙いです。1回目は7月に福岡県の博多駅アミュプラザ地下1階スペースで開催。2回目となる今回は、10月14日(金)から23日(日)まで長崎県のアミュプラザ長崎3階中央エスカレーター横特設会場で開催。16日(日)には「東日本大震災復興に対する東北と九州の関係と可能性」をテーマにトークイベントも開催されます。次回は11月に鹿児島県で開催され、プロジェクトは1年間をかけて九州地方の各県を巡る予定です。
お問い合わせ:東北九州プロジェクト事務局(TRAVEL FRONT)
福島県立いわき総合高等学校演劇部『Final Fantasy for XI.III.MMXI』神戸公演(10.6)
いわき総合高校演劇部が震災後に創作した『Final Fantasy for XI.III.MMXI』が10月9日(土)と10日(日)にArtTheater dB 神戸を会場に上演(主催:いわき総合高校演劇部神戸公演を実現する実行委員会)。作品は生徒らがエチュードを重ねながら創作したもので、原発事故に翻弄される高校生の姿を描いた劇となっています。会場となったArtTheater dB 神戸は阪神大震災で約9割の商店が全壊・全焼した大正筋商店街の震災復興再開発ビル。神戸公演は、会場を運営するNPO法人 DANCE BOXが7月にいわき総合高校演劇部でコンテンポラリーダンスのワークショップを実施したことが縁となって開催されることになりました。同作品は、五反田団・アトリエヘリコプターが主催となって東京都内でも上演されます。東京公演は12月21日(水)、22日(木)にアトリエヘリコプター、12月23日(金・祝)に筑波大学付属駒場中・高等学校を会場に上演が予定されています。
お問い合わせ:NPO法人 DANCE BOX
詳細はこちら:http://www.db-dancebox.org/
「東日本大震災における築家による復興支援ネットワーク〈アーキエイド〉」によるトークショー『被災地の漢たち』(10.5)
「東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク〈アーキエイド〉」が、被災地での建築家による復興支援活動を紹介するアーキエイド展示『半島“へ”出よ』と連続トークショー『被災地の漢たち』を新・港村にて開催しています。 アーキエイドは、国際的な建築家・大学等とのネットワークを活用して、東日本大震災によって被災した地域の復興、建築文化、教育の再生など、様々な形で復興支援のための活動に取り組むプロジェクトです。展示は8月20日(土)から10月14日(金)まで開催され、『被災地の漢たち』は9月4日(日)から10月14日(金)の毎週日曜日と最終日にさまざまなゲストを招いて行われています。最終日のトークショーは、気仙沼・本吉広域圏の中核文化施設であるリアスアーク美術館から主任学芸員の山内宏泰氏を招いて行われます。
お問い合わせ: アーキエイド
詳細はこちら:http://archiaid.org/wp-content/uploads/
全国アートNPOフォーラムin大阪にてクロストーク「震災とアート、自治」開催(10.5)
全国アートNPOフォーラムin大阪で「震災とアート、自治」をテーマにしたクロストークが開催されます。ゲストは、豊中市役所在職中に阪神・淡路大震災を経験し、後に『分権時代の自治体文化政策』を著した帝塚山大学法政策学部教授の中川幾郎氏と、東北大学で長く教鞭を執った経験から、現在「東松島市復興まちづくり計画有識者委員会」を務める同志社大学大学院総合政策科学研究所の新川達郎氏。阪神・淡路大震災と東日本大震災の間の「自治」と「アート」を巡る環境の変化に視点を向け、表現と地域ガバナンスのこれからを展望するトークイベントとなっています。全国アートNPOフォーラムin大阪は、10月14日(金)から16日(日)まで開催され、「震災とアート、自治」は16日の10:00から、應典院の本堂ホールを会場に行われます。
お問い合わせ:NPO法人アートNPOリンク
日本財団「地域伝統芸能復興基金」(9.22)
日本財団が、ヴァイオリン「ストラディヴァリウス」の売却金(約12億円)で「地域伝統芸能復興基金(通称:まつり応援基金)」を創設し、被災地域の伝統芸能の再生に取り組んでいます。岩手県、宮城県、福島県の被災地域(主に沿岸部)を対象地域とし、各地の主な年中行事や芸能・祭りの開催を支援しています。これまで岩手県釜石市の釜石虎舞保存連合会、宮城県石巻市の石巻日高見太鼓、宮城県気仙沼市大島の磯草虎舞保存会、岩手県上閉伊郡大槌町の大槌町郷土芸能保存団体連合会に支援金が贈呈され、被災した山車や太鼓、面や衣装の修復・購入などが行われました。これまでの支援金額は合計117,141,360円となります。
お問い合わせ:日本財団 公益・ボランティア支援グループ 公益チーム
詳細はこちら:http://www.nippon-foundation.or.jp/org/news/
文化庁「東日本大震災に伴う地域の文化遺産を活用した復興計画の策定に関する事業」(9.22)
文化庁が、平成 23 年度「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」の第2次募集として、「地域の文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業(地域の文化遺産を活用した復興計画の策定)」を募集し、事業が採択されました。募集内容は、地域の文化遺産を活用した復興計画の策定に向け、国から委託を受けた補助事業者(地域の文化遺産の所有者若しくは保護団体等によって構成される実行委員会等)が、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県を対象地域に行う文化遺産に関する調査研究事業。採択総額は約56,000,000円。今回、岩手県、宮城県の沿岸部を対象とした7つの実行委員会等の事業が採択され、9月中旬から調査等が開始されています。
お問い合わせ:文化庁
詳細はこちら:http://www.bunka.go.jp/
東日本大震災復興に資する日本文化紹介事業助成の募集(9.16)
国際交流基金が震災復興関連事業(日本文化紹介事業)助成の募集を行っています。東日本大震災復興に資する海外における日本文化紹介事業に対して、経費(国際航空賃等)の一部を助成するものです。日本文化の諸分野における専門家(個人または少人数編成グループ)による講演、ワークショップ、デモンストレーション等で、平成23年10月15日から平成24年4月30日に実施される原則1ヶ月以内の事業を対象としています。助成申請の締切は9月30日(金)で、採択結果は10月中旬に発表されます。またこれまでの日本文化紹介助成の採用事業一覧表はホームページで見ることができます。
お問い合わせ:国際交流基金 文化事業部 生活文化チーム
詳細はこちら:http://www.jpf.go.jp/j/culture/new/1107/
NEXUS AID 東日本大震災 音楽文化復興支援プロジェクト(9.16)
一般社団法人日本音楽制作者連盟が「NEXUS AID 東日本大震災 音楽文化復興支援プロジェクト」を8月から開始しました。このプロジェクトでは募金やチャリティー活動等を通して、被災地域の子供たちへの音楽教育の充実や被災音楽関連施設の修繕、アーティストやミュージシャンが現地での支援活動・音楽活動を始めるために必要な後方支援が行われます。日本音楽制作者連盟では震災直後に「NEXUS AID 東日本大震災 義援金プロジェクト」を立ち上げ、7月末までに1億円以上の義援金を集め、それらを被災県に寄付。音楽文化復興支援プロジェクトはその義援金プロジェクトから移行する形でスタートしました。音楽業界関係者からの支援サポート情報や支援金の送付先などはホームページで見ることができます。
お問い合わせ:一般社団法人日本音楽制作者連盟
石巻震災土蔵メモリアル基金(9.12)
石巻若宮丸漂流民の会と石巻千石船の会が、大震災の津波に耐え、奇跡的に残った石巻市の本間家の土蔵を修復・保存し、復興のシンボルにしようと「石巻震災土蔵メモリアル基金」を設立しました。歴史的建造物としても価値のある土蔵を残すために、破損部分の修理・補強に必要な2,000,000円を目標に募金を開始。基金の総額は9月8日(木)時点で2,267,357円。151名の個人と7団体から支援金が寄せられました。9月24日(土)には石巻震災土蔵メモリアル基金の中間報告会として「土蔵メモリアル交流会」を開催。本間英一邸土蔵前を会場に、これまでの取り組みに関する報告や、土蔵の見学、講座などが行われます。
お問い合わせ:石巻若宮丸漂流民の会
横浜みなとみらいホールで避難訓練コンサート(9.12)
横浜みなとみらいホールで9月20日(火)に避難訓練コンサートが行われます。横浜みなとみらいホールが主催する避難訓練コンサートは今回で5回目。これまでは火災を想定した訓練が行われてきましたが、今年は東日本大震災を受け、地震発生を想定した訓練が行われます。訓練は横浜市消防音楽隊のコンサート中に予告なく実施され、観客も演奏者もホールスタッフの誘導で避難。訓練の講評後にコンサートが再開されます。(避難訓練コンサートへの参加申込みはすでに終了。)また、こうした避難訓練コンサートは横浜以外でも企画・開催されており、8月末には財団法人水戸市芸術振興財団が主催する「コンサート中に地震発生!?〜避難訓練コンサート」が水戸芸術館にて開催されました。
お問い合わせ:横浜みなとみらいホール
東京文書救援隊が被災文書の復旧を支援(9.5)
図書館やアーカイブズの紙資料保存に関わってきた関係者らが文書等救済支援のためのボランティア組織「東京文書救援隊」を結成しました。東京文書救援隊では被災した文書等を元の状態に戻す文書復旧システムを新たに組み立て、被災地域で復旧・復興に取り組む団体等に対して提供されます。提供に当たっては、導入希望の受付後に、電話でヒアリングを行い、現地へ救援隊メンバーを派遣。その後、システム設営とスキル・トレーニングが行われます。これまでに大船渡市社会福祉協議会YSセンター、遠野文化研究センター、NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク、石巻文化センター、群馬県立文書館などに導入されています。
お問い合わせ:東京文書救援隊
詳細はこちら:http://toubunq.blogspot.com
全国吹奏楽連盟による義援金の受付(9.3)
社団法人全国吹奏楽連盟が東日本大震災を受け、救済・義援金受付口座を開設し、寄付を募っています。集められた義援金は被災団体の楽器・楽譜等の購入など支援活動に当てられるよう東北吹奏楽連盟に寄託されます。義援金の総額は8月31日(水)時点で58,342,437円。6月末までに東北吹奏楽連盟へ合計4,200万円が寄託されています。また吹奏楽連盟の取り組みで、宮城県吹奏楽連盟によるプロジェクトとして、被災した小学校・中学校・高校へ寄贈された楽器や関連用具を送る「宮城県楽器BANK」なども行われています。
お問い合わせ:社団法人全国吹奏楽連盟
遠野市立博物館夏季テーマ展「文化財を救え!〜東日本大震災と文化財レスキュー〜」(8.27)
遠野市立博物館夏季テーマ展として「文化財を救え!〜東日本大震災と文化財レスキュー〜」が7月22日(金)から9月29日(木)まで開催。展覧会では、遠野市立博物館と遠野文化研究センターが、三陸沿岸の被災した文化財を回収し、応急処置を施す「文化財レスキュー」の取り組みを紹介。陸前高田市立博物館や大槌町立図書館などの被災地から回収した文化財のうち公開できるまで洗浄・修復した資料類を中心に、持ち主を捜しているもの、個人から寄贈されたものも含め24点が展示されています。釜石市民から寄贈された「日下文書」(428点)や釜石市と山田町のがれきの中から発見された午後3時24分で針が止まっている時計、陸前高田市の海と貝のミュージアムから流出した世界最大級の二枚貝のオオジャコガイのうちの発見された1枚、明治の大津波の被災地をくまなく歩いてまとめた遠野市の起業家・山奈宗真の「明治二十九年大海嘯(かいしょう)取調書」帙などが展示されています。
お問い合わせ:遠野市立博物館
詳細はこちら:http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/
GBFund第4回助成決定(8.25)
企業メセナ協議会が3月23日より開始した「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」(GBFund)の第4回助成選考会が行われ、新規採択として23活動に対して12,263,600円の助成が決まりました。前回までの採択活動に対する寄付先指定による寄付を含めた助成総額は14,035,489 円となります。今回は150 件を超す申請があり、そのうちの4割が被災地からの申請。活動は被災地で開催されるものが7割を超す一方、避難者が暮らす被災県以外の地域での活動も申請されています。採択された活動は、地域の祭りや郷土芸能の復興から、歴史的資料の救出・修復、福島県の高校生による演劇公演の上演まで、多岐に渡っています。寄付の総額は8月23日(火)時点で31,309,284円。今後も寄付を募りながら継続的な助成が行われます。
お問い合わせ:公益社団法人企業メセナ協議会「芸術・文化による震災復興支援ファンド」係
詳細はこちらから:http://arts-fukkou.blogspot.com
復興支援の集い〜地域(まち)の“シンボル”を取り戻すために〜(8.19)
財団法人日本ナショナルトラストが「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」の一環として「復興支援の集い〜地域(まち)の“シンボル”を取り戻すために〜」を開催します。「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」は震災を受け存続の危機に瀕している自然・文化遺産の所有者等が行う修理や復旧について助成を行う事業。今回開催される復興支援の集いでは広く国内外の団体などにプロジェクトの概要について告知を行うとともに、被災地における被害状況や復旧のためのニーズなどが報告されます。日時は8月29日(月)13:30から17:30。会場は国立新美術館の講堂。
お問い合わせ:財団法人日本ナショナルトラスト
詳細はこちら:http://www.national-trust.or.jp/shinsaishien/shinsai-news2.html
「楽譜サポートプロジェクト」(8.19)
「楽譜サポートプロジェクト」は震災で楽譜を失ってしまった方へ無償で楽譜を提供するプロジェクトです。宮城学院女子大学音楽科教授の大内典氏が中心となって立ち上げ、現在、提供可能な楽譜リストとして500冊以上を準備。その他にも楽譜や参考書(教材)の希望に応じて、音楽家・音楽教育家のネットワークから提供できる楽譜などを集め提供しています。これまでに岩手県宮古市、宮城県名取市、福島県いわき市などの音楽関係者に合計200冊近い楽譜などを提供しています。
お問い合わせ:楽譜サポートプロジェクト
赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の第4次募集(8.12)
赤い羽根の中央共同募金会が創設した「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の第4次募集が始まりました。東日本大震災の被災地等で活動するボランティアグループ・NPO への活動支援を目的とした助成で、これまで世界中から約27億4千万円の義援金が寄せられています。第1次助成、第2次助成で合計324 件、5億3088万円が助成され、今回は第4次助成として「緊急救援活動」「生活支援活動」「復興支援と新たなコミュニティづくりの活動」などを対象に、短期活動(おおむね1ヶ月)には上限50万円、中長期活動(1ヶ月以上)には上限300万円が助成されます。募集期間は8月10日から9月30日。申請はWEBサイト上からも可能になっています。
お問い合わせ:社会福祉法人中央共同募金会 企画広報部
詳細はこちら:http://www.akaihane.or.jp/
東日本復興支援財団による「子どもサポート基金」(支援活動団体等向け助成)募集開始(8.10)
東日本大震災を機に設立された公益財団法人東日本復興支援財団による「子どもサポート基金」(支援活動団体等向け助成)の募集が始まりました。「子どもサポート基金」は、東日本大震災で被災した子どもたちの支援活動等を行う団体等への助成事業です。対象団体は被災した子どもたちへの支援活動を行う自治体、公益法人、コンソーシアム、ボランティアグループ、個人など。助成金額の上限はなく、総額1億円の助成が予定されています。被災地における活動だけでなく、全国の避難先における活動も対象となっています。
お問い合わせ:公益財団法人 東日本大震災復興支援財団
詳細はこちらから:http://japanartdonation.org/
Japan Art Donationによる寄付募集(8.8)
Japan Art Donationは、インディペンデント・キュレーターの窪田研二氏が立ち上げた寄付プロジェクトです。寄せられた義援金は、被災地域の文化施設の復興、被災地区へのアーティストの派遣、被災した子供たちを対象にしたワークショップの開催、被災地区での演劇、ダンス、パフォーマンス等の開催費用に使用されます。今までに「プロジェクトFUKUSHIMA!」と、アーティストが石巻市の商店街の店舗のシャッターに絵を描く「石巻ワンダー横丁」に対してそれぞれ50万円を支援。またWEBサイトには、このプロジェクトを応援するアーティストやアート関係者からのメッセージも寄せられています。
お問い合わせ:Japan Art Donation
詳細はこちらから:http://japanartdonation.org/
日本演出者協会が東日本大震災被災地の舞台芸術家支援事業「フェニックス・プロジェクトVol.3」を開催(8.8)
日本演出者協会による「フェニックス・プロジェクトVol.3」が8月18日(木)から8月21日(日)の4日間、笹塚ファクトリーで開催されます。被災地域の舞台芸術家の活動を支援する「支援金募集」と「ともに考え合う場」を作ることを目的としたチャリティーイベントで、第3回は被災地域のアーティストを招いたトークの他、協会の有志による朗読劇「石棺 チェルノブイリの黙示録」や、東北発の新作朗読劇「愛しき福島へ〜原発から50キロのまち〜」、阪神淡路大震災をモチーフに避難場所の体育館を舞台にした深津篤史氏(作・演出)のリーディング作品など、震災を背景とした作品が多く上演されます。
お問い合わせ:日本演出者協会フェニックスプロジェクト企画実行委員会
詳細はこちら http://phoenixpro.jimdo.com
社団法人日本芸能実演家団体協議会が「震災復興に文化芸術を基金」を開設(8.3)
社団法人日本芸能実演家団体協議会が、文化芸術による震災復興支援の輪を広げるため「震災復興に文化芸術を!」プロジェクトを開始しま した。「仙台七夕まつり」への協力を皮切りに、岩手県、福島県でも文化芸術を通した地域の共同の事業を計画しています。また、震災復興に向けた長期的な活動を展開していくために、「震災復興に文化芸術を基金」を開設し、寄付を募っています。実際に行われているチャリティイベントなどの様子は専用のブログから見ることもできます。
お問い合わせ:芸団協 芸能文化振興部
東北大学地域復興プロジェクト"HARU"(8.3)
東北大学の「東北大学地域復興プロジェクト"HARU"」が、東北地方の復旧・復興へ向けて様々な取り組みを行っています。7月28日時点で東北大学の現役学生・教職員1097名がボランティアとして在籍し、ボランティア活動は物資の仕分けから水没写真復元プロジェクトまで多岐に渡っています。また、東北大学学生復興支援ボランティアによる復興の道筋として、40年間の復興ロードマップを作成。学内の知材や人材を地域の復旧・復興活動につなげる取り組みのほか、長期的な活動として、東北復興のためのグランドデザインや持続可能な文明の再構築を目的にした調査分析とそれに伴うアクションなども計画されています。
お問い合わせ:東北大学東日本大震災学生ボランティア支援室
岩手県文化振興基金「東日本大震災津波復興支援事業」募集開始(7.29)
公益財団法人岩手県文化振興事業団が、東日本大震災大津波の影響を受けた岩手県内の民俗芸能や芸術文化活動の復興を目指し、二つの復興支援事業(2カ年事業)を立ち上げました。ひとつは沿岸地域の民俗芸能の備品整備事業。被災沿岸12市町村の民俗芸能団体100団体を対象に笛太鼓の購入や修復、衣装の整備に係る経費の全額(上限100万円)を助成。もうひとつは被災者を鑑賞者とした演劇や音楽などの芸術公演や美術展などに助成する支援事業。岩手県を活動拠点としている文化団体などを対象に2カ年で40公演を支援(上限50万円)。募集期間は7月25日〜9月9日。両支援事業の財源は、岩手県文化振興基金を取り崩して充てるとともに、一般からの寄附金も募集。
お問い合わせ:公益財団法人 岩手県文化振興事業団
詳細はこちら:http://www.iwate-bunshin.jp/
全国楽器協会による「こどもの音楽再生基金」(7.29)
全国楽器協会が、被災した学校の音楽活動を支援することを目的に「School Music Revival こどもの音楽再生基金」を設立しました。岩手県・宮城県・福島県の約1,800校を対象に、被災した幼稚園や小中学校、高校の楽器や音楽関連備品を無償で点検・修理。なお、対象外の地域からの要望についても内容に応じて支援が検討されます。また、修理不能な楽器の購入費用支援や、現地でのコンサート等音楽活動支援、被災地における音楽活動の支援なども予定されています。なお、事業予算の3億円は寄付やチャリティコンサートの収益などで賄われます。7月29日現在の寄付総額は12,672,158円。
お問い合わせ:School Music Revival こどもの音楽再生基金 事務局
詳細はこちらから:http://www.schoolmusicrevival.org/
ふくしま総文の郷土芸能部門が岩手県内で開催(7.20)
南相馬市で開催が予定されていた第35回全国高等学校総合文化祭(ふくしま総文)郷土芸能部門が岩手県内で開催されることになりました。南相馬市での開催は震災の影響により会場の確保が困難として5月13日に中止が発表されたものの、全国から開催を求める強い要望があり、岩手県内での開催が決まりました。期間は7月27日(水)〜29日(金)の3日間、盛岡市民文化ホールを会場に、神楽や民謡を扱う「伝承芸能」と、伝承曲・創作曲を含む「和太鼓」の2部門が行われ、全国各地から51校が参加します。震災の影響を受け、参加を断念せざるを得ない福島県の学校もある一方、岩手県大船渡東高校など被災地域からの出場も予定されています。
お問い合わせ:第35回全国高等学校総合文化祭 郷土芸能部門
東北芸術工科大学やまがた藝術学舎による東北復興支援機構TRSO(7.20)
東北復興支援機構TRSOは東北芸術工科大学やまがた藝術学舎が中心となって始めた東日本大震災後の「新しい社会、新しい東北」を創造するプロジェクトルームです。大学内外の学識者やクリエイターが集まり、学生や市民とともに地域に寄り添った継続的なアートとデザインによる復興支援アクションを展開していきます。今年度は、宮城県沿岸部の被災地域をフラッグでつなぐワークショップツアー『荒井良二とふらっぐしっぷ』、福島県南相馬市の約25家族を招待し、屋外での創造活動をともに楽しむ『KIDS ART CAMP』、学生と市民による復興支援チーム『福興会議』の活動サポートなどが行われます。
お問い合わせ:東北芸術工科大学 やまがた藝術学舎
詳細はこちらから:http://gs.tuad.ac.jp/trso/
MMIX Labによる大震災復興支援プロジェクト(7.15)
一般社団法人MMIX Labによる震災復興支援プロジェクトが宮城県を中心に行われています。震災で原型をとどめない瓦礫や残骸等にアート的な視点を加え、地域復興の原点とするシンボル的拠点をつくり伝えていく「3.11メモリアルプロジェクト」(のこすプロジェクト)や、津波が来た地点に桜を植樹していく「3.11桜プロジェクト」(しめすプロジェクト)などが行われています。各プロジェクトはMMIX大震災復興基金に集められた寄付金で実施。また7月29日(金)には『復興支援アートミーティング』として、仙台市内のAi_galleryを会場に「大震災メモリアルプロジェクト」をテーマにしたトークイベントなども開催されます。
お問い合わせ:一般社団法人MMIX Lab
詳細はこちら:http://mmix.org/
岩手県立美術館による〈アートのチカラ、いわてのタカラ〉(7.15)
東日本大震災のため、今年度開催予定であった企画展が中止となった岩手県立美術館が、〈アートのチカラ、いわてのタカラ〉と題し、7月2日(土)〜9月28日(水)の期間で、新たに展覧会やワークショップを始めました。これからの岩手や日本のアートシーンを担っていく若い世代の作家を学芸員が選んで構成する「'70、'80年代生まれの美術家たち、IMA(いま)ここで」展を皮切りに、親子で素材に親しみながらアートを楽しむ「アートデオヤコ」ワークショップや、ハートマークを作りそれらを繋げたものを現地に届ける「ハートマーク ♥ ビューイング」ワークショップ、「絵本・児童文学作家らによる応援メッセージ・直筆画」展、デイリリー・アート・サーカス2011などが開催されます。
お問い合わせ:岩手県立美術館
詳細はこちらから:http://www.ima.or.jp/
被災地・地元・都市のこどもたち、各ジャンルの専門家によるサマーキャンプ「越後妻有の林間学校」(7.15)
越後妻有大地の芸術祭の里による里山の学び舎「越後妻有の林間学校」が東日本大震災ならびに長野県北部地震で被災された方を無料(募集終了)で招待し、開催されます。キャンプでは、「大地の芸術祭」でつながった多数のアーティスト、科学者、哲学者、各分野の専門家が越後妻有の里山をフィールドに、ワークショップ、モノづくり、セミナーを開催。被災地・地元・都市の大人とこどもが共に学び、交流し、未来を生きる知恵を育んでいく場となっています。
お問い合わせ:大地の芸術祭の里
TPAM in Yokohama Summer Session2011にて中間支援団体が取り組みを報告(7.15)
国際舞台芸術ミーティングin横浜サマーセッションにてシンポジウム「東日本大震災を受けて中間支援組織が行っていること」が開催されます。日時は8月5日(金)16:00〜18:00、会場はヨコハマ創造都市センター。東日本大震災の被災地復興に向けて、民間組織から公的機関まで様々な活動が展開されているなか、芸術分野への復興支援プログラムを立ち上げ実行している中間支援組織の担当者を招き、現在どのような活動をしているのか、また今後の展望について話し合われます。
お問い合わせ:国際舞台芸術交流センター
詳細はこちら:http://www.tpam.or.jp/
芸術鑑賞ができなくなった子どもたちに音楽を届ける臨時楽団「いわてフィルハーモニー」(7.8)
いわて文化支援ネットワークが東日本大震災の影響で芸術鑑賞ができなくなった子どもたちに音楽を届ける臨時楽団「いわてフィルハーモニー」を結成しました。4月23日、24日には県北教育事務所の要請を受け、洋野町、普代村、野田村の3カ所で、県内在住者と県外から応援に駆け付けた音楽家計33人によるコンサートが行われました。3町村とも震災前はオーケストラ芸術鑑賞事業が予定されていましたが、予算が復興資金となり中止に。今回のコンサートで小中学生約1,850人が音楽を鑑賞。今後も要請に応じて継続した活動が行われます。
お問い合わせ:いわて文化支援ネットワーク
エイブルアート・カンパニーによる「タイヨウプロジェクト」(7.7)
障害のある人たちのアートを社会に発信し、仕事につなげるプロジェクトを行うエイブルアート・カンパニーが、障害のある人のアートの力で、被災地の障害のある人たちの‘しごと’の復興に取り組む事業「タイヨウプロジェクト」をスタートしました。エイブルアート・カンパニーの登録アーティストが描きおろした32作家81点の作品の販売や、全国の障害のある人のつくったアートとクラフトとフードの販売、チャリティ作品展などを開催し、集まった資金とネットワークをもとに、被災地に福祉施設の製品の開発、パッケージ等のデザイン改訂、アトリエ活動の支援や専門家の派遣などが行われます。
お問い合わせ:タイヨウプロジェクト実行委員会
詳細はこちらから:http://www.ableartcom.jp/
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の震災復興アーカイブ(7.6)
せんだいメディアテークによる「3がつ11にちをわすれないためにセンター」のWEBサイトにて「震災復興アーカイブ」が閲覧できます。「3がつ11にちをわすれないためにセンター」は市民、専門家、スタッフが協働し、復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していく企画としてスタート。現在、多くの映像記録や写真などが収集されています。また、同サイトでは震災体験の語り直しや震災復興支援活動の考え方などを市民や専門家とともに発信・記録するユーストリーム番組「わすれンTV311」なども行われています。
お問い合わせ:せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
詳細はこちら:http://recorder311.smt.jp/
社団法人全日本郷土芸能協会による助成金の代理申請(7.5)
社団法人全日本郷土芸能協会が、被害を受け助成金の申請などが困難な郷土芸能団体に代わり助成の申請を始めました。今回申請されたのは岩手県大船渡市の「浦浜念仏剣舞保存会・金津流浦浜獅子躍保存会」。公益社団法人企業メセナ協議会の「東日本大震災芸術・文化による復興支援ファンド」の採択を受け、保存会は『被災郷土芸能復興プロジェクトin大船渡・越喜来』というテーマのもと、道具・装束を再整備、稽古を再開し、今夏のお盆に鎮魂と復興を祈る公演の実施を目指すことになっています。代理申請は現在も受け付けており、会員でなくても相談が可能とのことです。
お問い合わせ:社団法人全日本郷土芸能協会
公益財団法人稲盛財団による『東日本大震災復興ボランティア助成制度』(7.1)
公益財団法人稲盛財団が『東日本大震災復興ボランティア助成制度』を創設しました。NPO法人、ボランティア団体などを対象に、これからの復興まちづくり、コミュニティの再生、住民主体の復興プラン作成や、生業の再生、被災された方々の心のケア、被災者に元気を与えるような活動など、中長期に渡って被災地と関わるような継続的な取り組みを応援する助成となっています。助成金額は50万円以内が20団体程度、100万円以内が15団体程度となっています。応募の締め切りは7月15日(金)で、7月下旬に助成先が決定されます。
お問い合わせ:公益財団法人稲盛財団「東日本大震災復興ボランティア助成」係
3.11絵本プロジェクトいわて「えほんカーを被災地へ」プロジェクト(7.1)
3.11絵本プロジェクトいわてによる「えほんカーを被災地へ」プロジェクトが始まっています。「えほんカー」は大型の移動図書館と違い、ボランティアスタッフでも気軽に運転ができる軽自動車型。図書館をなくした被災地域の自治体に代わり、小さな避難所や仮設住宅にも絵本を届けたいという思い出でつくられました。復興が軌道に乗ったあとは、被災地の自治体に寄贈されます。現在までに集まった絵本はおよそ20万冊以上(受付終了)。日々、ボランティアが開梱と仕分け作業を行い、65カ所に44,000冊が届けられています。
お問い合わせ:3.11 絵本プロジェクトいわて事務局
詳細はこちらから:http://www.ehonproject.org/iwate/
国会図書館による報告会「東日本大震災の復興支援―図書館支援に求められていること―」(7.1)
国立国会図書館が7 月 13 日(水)に、報告会「東日本大震災の復興支援―図書館支援に求められていること―」を開催します。岩手県立図書館や宮城県立図書館からの現状などの報告や、過去の被災図書館や支援の取り組みを行う団体からの報告が行われ、被災地支援や復興に向けた情報共有が行われます。報告会は東京本館で行われ、関西館では報告会の模様がテレビ中継されます。
お問い合わせ:国会図書館 主題情報部参考企画課 復興支援担当
日本クラシック音楽事業協会による「心の復興音楽基金」(6.30)
社団法人日本クラシック音楽事業協会が「心の復興音楽基金〜東日本大震災の被災地に音楽を届ける支援金〜」を開始しました。現在、多くの音楽家による被災地域での慰問活動が行われています。「心の復興音楽基金」は、こうした音楽家の被災地訪問演奏を支えることを目的に設立されました。これまで集まった募金は2,654,394円(6月24日時点)。訪問演奏を行う演奏家の交通費や宿泊費、楽器運搬費などに当てられ、震災から1年間を目処にサポートが行われます。
お問い合わせ:社団法人日本クラシック音楽事業協会
詳細はこちら:http://www.classic.or.jp/
東北の芸術文化活動に助成「アーツエイド東北」設立(6.24)
被災地の芸術文化活動を支援する民間支援団体「アーツエイド東北」の発足式が6月22日(水)、せんだいメディアテークで行われました。発起人は東北を拠点に活動する文化、経済関係者ら43名。阪神大震災を機に始まった「アート・エイド・神戸」の活動をモデルとし、東北6県を範囲に、震災を受けた芸術家やその活動、被災地へ働きかける芸術文化活動に対して、当面(5年間をめどに)助成活動が行われます。公益財団法人化を前提に、個人や団体から寄付金を募り、7月に一般財団法人の申請が行われます。助成は秋以降から実施されるのことです。
お問い合わせ:アーツエイド東北
詳細はこちら:http://aat.or.jp/
「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」第3回助成採択(6.24)
企業メセナ協議会が、3月23日より開始した「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」(GBFund)の第3回助成選考会が行われ、計13活動、総額5,340,000円(寄付先指定による助成含む)の助成が決まりました。今回は100件を越える助成申請があり、採択された助成活動の中には、被災地での活動だけでなく、離れた地域と被災地間の心の交流をはかる活動や、長期的に被災地をサポートする“仕組み”の提案などもみられました。寄付の総額は6月21日(火)時点で17,884,807円。今後も寄付を募りながら継続的な助成が行われます。
お問い合わせ:公益社団法人企業メセナ協議会「芸術・文化による震災復興支援ファンド」係
日本演出者協会が東日本大震災被災地の舞台芸術家支援事業「フェニックス・プロジェクトVol.2」を開催(6.23)
日本演出者協会が東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する目的で始めた『フェニックス・プロジェクトVol.2』が7月8日(金)から7月10日(日)に、笹塚ファクトリーで開催されます。被災地域の舞台芸術家の活動を支援するための〈支援金募集〉と、〈ともに考え合う場〉を作ることを目的としたチャリティーイベントで、第2回目は被災地域のアーティストを招いたトークセッションの他、朗読劇、落語、短編演劇の上演、ライブペインティング、ダンス公演など多彩なプログラムとなっています。このチャリティーイベントの収益金は被災地の舞台芸術家団体に送られます。
お問い合わせ:日本演出者協会フェニックスプロジェクト企画実行委員会
詳細はこちら http://phoenixpro.jimdo.com
社団法人全国公立文化施設協会が東日本大震災における公立文化施設(会員)の被害状況を掲載(6.21)
社団法人全国公立文化施設協会が3月14日に全国の公立文化施設(協会会員)に対して施設の被害状況の調査を依頼。3月17日から4月8日までの回答結果をまとめました。そのなかから、被害のあった施設数などをホームページに掲載しています。東北6県と、首都圏及び山梨県、静岡県の470施設のうち、197施設について被害があり、中でも56施設については、損壊がひどく、復旧の見通しが立たない、または修繕にあてる予算の目処が立たないなどの理由で休館または閉鎖されていることが報告されています。
お問い合わせ:社団法人全国公立文化施設協会
詳細はこちら http://www.zenkoubun.jp/
デイリリー・アート・サーカス2011が福島県相馬市にてプレ開催(6.18)
トラックにアート作品を積み込み、西日本から東日本へ移動しながら展覧会を開催するデイリリー・アート・サーカスが、2011年8月から9月の間に被災地域を含む約30カ所で行われます。開発好明氏の呼びかけによって始まったプロジェクトで、ソフト彫刻を中心としたどんな場所でも子どもたちが楽しめる展覧会となっており、ワークショップも併せて行われます。これまでは3331アーツ千代田などでワークショップなどを開催しながら、巡回展の準備が行われてきました。6月25日(土)にはプレ・アート・サーカスが福島県相馬市のスポーツアリーナそうまにて開催されます。
お問い合わせ:Daylily Art Circus 2011
トッパングループ、被災地域での移動図書館「ブックワゴン」をスタート(6.16)
凸版印刷株式会社をはじめとするトッパングループが、本と人がふれあうコミュニケーションの場の提供を目的に被災地の仮設住宅地域を巡回する移動図書館「ブックワゴン」を7月11日よりスタートします。「ブックワゴン」は社員のおもいから企画された取り組みで、参加するスタッフや推薦する図書は社内で募集されました。1台あたり約2000冊の積載が可能な移動図書館専用車両2台を用意し、文学、科学、技術、ビジネス関連の専門書から、現地でニーズがある実用書や芸術、エンターテインメント、児童書、絵本に至る幅広いジャンルの図書が積載されます。期間は 7月11日から2012年3月末日まで。ブックワゴンと一緒に提供が可能な参加型のワークショップやイベントなどの開催も予定されています。
お問い合わせ:トッパングループ
詳細はこちら http://bookwagon.jp/
文化・芸術による復興活動を応援する「Arts Vision Network 311」(6.14発)
Arts Vision Network 311は、東日本大震災をきっかけに「文化・芸術による復興活動」を長期的な視野で支援することを目的に設立されたプロジェクトです。文化・芸術による復興活動を行う被災地内外の団体の相互支援プラットフォームづくりを通じて、情報の共有化の促進、協同するプロジェクトのコーディネートなどを実施しています。6月下旬に現地で活動する団体の支援サイトを開設し、情報の提供などを行うことが予定されています。
お問い合わせ:Arts Vision Network 311
詳細はこちら:http://www.avn311.jp/
はばたけ!みやぎNPO復興活動応援基金(はばたけファンド)第3次募集(6.14発)
せんだい・みやぎNPOセンターが「はばたけ!みやぎNPO復興活動応援基金(はばたけファンド)」を設置して、震災の救援・復興支援活動を行うNPOと被災したNPO向けに助成を行っています。公益的・社会的な活動を継続的に行う宮城県内のNPOを対象団体として、「震災救援・復興支援活動助成」(助成額20万円〜50万円)と東日本大震災において直接的に被災したNPOに対する「被災NPO応援助成」(助成額20万円)の2つの助成メニューがあります。助成総額は500万円。締切は6月28日(火)。助成対象活動の期間は助成決定日から2012年3月末日までとなっています。
お問い合わせ:せんだい・みやぎNPOセンター
社団法人全日本郷土芸能協会が震災に関連した郷土芸能情報をブログに掲載(6.12発)
社団法人全日本郷土芸能協会が震災からこれまでの全日本郷土芸能協会の動きをブログに掲載しました。被災地の郷土芸能などに関するインターネット情報や、被災地の郷土芸能・無形文化財支援に関する情報、被災芸能に関するイベント・セミナーなどの情報も掲載されています。被災した市町村にある郷土芸能をリストアップしていくなかで、岩手・宮城では各約300団体、福島は原発の影響によって被災は内陸まで及び、約600を超える芸能や行事が存続の危機となっていることなども報告されています。
お問い合わせ:社団法人 全日本郷土芸能協会
こどもたちに舞台芸術を届ける「子どものための舞台芸術創造団体の会」(6.11発)
「子どものための舞台芸術創造団体の会」は、東日本大震災により日常生活が寸断されてしまったすべての子どもたちに向けて、生の舞台芸術を届けようと「日本児童・青少年演劇劇団協同組合」「NPO法人日本青少年音楽芸能協会」「全国専門人形劇団協議会」「全国児童・青少年演劇協議会」の4団体によって結成されました。チャリティ公演から活動を開始し、現地に派遣する芸術家の派遣費用を募りながら、ワークショップや、読み聞かせ、朗読を行うことが予定されています。5月中はチャリティー公演を4カ所で行い延べ1,300人以上が来場し、932,567円の支援金が集まっています。
お問い合わせ:子どものための舞台芸術創造団体の会
いわて文化支援ネットワークが楽器アシストプランを開始(6.11発)
いわて文化支援ネットワークが岩手県沿岸の被災地域の楽器が流出したことを受けて、和太鼓やピアノを必要とする団体等に届ける支援活動を開始しました。現在、多くの伝統文化行事やこどもたちの音楽教育に支障が出ていることから、太鼓の購入や、ピアノの購入・修復を行うプロジェクトです。これまでに山田町などで音楽を習う生徒らに、寄贈されたピアノやヴァイオリンが届けられています。今後はグランドピアノなど修復が必要な楽器への対応や仮設住宅等への楽器提供も含めて検討されています。
お問い合わせ:いわて文化支援ネットワーク
文化庁による被災地域への芸術家派遣「平成23年度次代を担う子どもの文化芸術体験事業」募集開始(6.8発)
文化庁が東日本大震災復興支援対応として、岩手県、宮城県、福島県を中心とした被災地域に芸術家を派遣する「平成23年度次代を担う子どもの文化芸術体験事業〜東日本大震災復興支援対応〜」を開始しました。被災地域の自治体、NPO法人、文化財団などの法人、芸術団体などから構成される実行委員会が国から委託を受け、被災地域等における文化芸術活動へのニーズを把握し、状況や内容に応じた芸術家等を被災地、被災者の避難所等に派遣して文化芸術活動を実施します。6月30日締切で実行委員会を募集。実施期間は平成23年8月1日から平成24年2月29日までを予定しています。
お問い合わせ:文化庁
詳細はこちら http://www.bunka.go.jp/
防災科学技術研究所による「東日本大震災・災害復興まるごとデジタルアーカイブ」(6.8発)
防災科学技術研究所と、被災地の複数の自治体、被災地支援を行ういくつかのNPO等が協働して行う「東日本大震災・災害復興まるごとデジタルアーカイブ」プロジェクトがスタートしました。社会防災システム研究の研究成果を用いて、被災地の復旧・復興を「情報」面で支援すべく、失われた地域の「過去」の記録を再生し、被災した「現在」を記録し、今後の復興に向けたまちづくりの「未来」を記録することを支援することを目的にはじまりました。発災直後の映像の収集や、将来にわたっての復興に向けた定点撮影記録、音声ファイルのアーカイブ化等を計画し、現在、「アーカイブデータの提供」を呼びかけています。
お問い合わせ:独立行政法人防災科学技術研究所
詳細はこちら:http://all311.ecom-plat.jp/index.php?gid=10127/
いわき芸術文化交流館アリオスが「おでかけアリオス」を再開(6.7発)
いわき芸術文化交流館アリオスが6月より市内各地の学校や、まちのコミュニティ空間にアーティストを派遣する「おでかけアリオス」を開始しました。平成23年度は「おでかけアリオス」を柱として、いわき市の復興支援を推進していくことが表明されました。今年度中に約44会場でのプログラム実施を目指し、第1回は、6月4、5日にいわき総合高校で「劇団ままごと」の「いわき市内の高校演劇部のためのワークショップ」が開催されました。また、いわきアリオスを起点にまちの賑わいを市民とともに模索するためのミーティングテーブル「Alios plants!」の一環として、「アートおどろく いわき復興モヤモヤ会議」なども開催されます。
お問い合わせ:いわき芸術文化交流館アリオス
博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報サイト
『saveMLAK』(6.6発)
公博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の関係者や支援者等の有志らが各施設の被災・救援情報の収集と発信を行うサイト『saveMLAK』を立ち上げ、日々情報の更新が行われています。6月6日時点で施設情報全7199件の内、被害報告のあった施設358件と、支援募集中の施設7件の情報が掲載されています。その他にも被災者、避難・疎開されている方やこれからボランティア・支援活動したい方、被災地で復旧活動をしている方、全国の施設関係者の方への基礎情報やメッセージなどを掲載してます。またsaveMLAKウィキを編集するイベントなども東京や大阪などで開催しています。
お問い合わせ:saveMLAK
ダンスアーティストによる復興支援マッチングサイト(6.6発)
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)が、被災地支援をしたいアーティストと支援を必要とする被災地を結ぶ為のサイトを5月にオープンしました。現在、支援を表明しているコンテンポラリーダンサーは37組。被災地ではダンスアーティストがナビゲーターになってみんなで身体を動かすことや東北の民俗芸能をともに踊ることなどが予定されています。JCDNが主導的にアーティストを派遣するのではなく、被災地が必要だと思われた支援を届けることを目的として、被災地内外の団体と連携したマッチングが行われます。
お問い合わせ:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
財団法人日本ナショナルトラスト「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」(5.26発)
財団法人日本ナショナルトラストが「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」を開始しました。東日本大震災により被災した自然・文化遺産の所有者・管理者が行う「有形文化財(建造物)の修理等」「記念物(遺跡・名勝地・天然記念物)の復旧等」「被災により継承が困難になった民俗文化財や無形文化財の修理・復旧等」の事業に対して助成が行われます。事業実施期間は平成23年5月20日〜平成34年3月31日、財源となる募金キャンペーンの期間が平成23年5月20日〜平成25年3月31日、募集開始が平成23年10月1日を予定しています。支援実施は平成24年4月1日〜平成34年3月31日と長期間の支援を目指したプロジェクトとなっています。
お問い合わせ:財団法人日本ナショナルトラスト
詳細はこちら http://www.national-trust.or.jp/shinsaishien.html
「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」第2回目助成採択(5.26発)
企業メセナ協議会が、3月23日より開始した「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」(GBFund)の第2回助成選考会が行われ、計14活動、総額8,354,000円(寄付先指定による助成含む)の助成が決まりました。寄付の総額は開始から約2ヶ月たった5/27時点で14,399,532円となっています。4月下旬の第1回選考による助成実績計11活動と併せて、総額10,804,000円が助成されます。今後も寄付を募りながら継続的な助成が行われます。WEBサイトには助成活動のレポートや助成団体の活動ブログのリンク等も紹介されています。
お問い合わせ:公益社団法人企業メセナ協議会「芸術・文化による震災復興支援ファンド」係(担当:荻原、内田)
公益財団法人神戸文化支援基金 東日本大震災文化支援活動助成
(5.18発)
公益財団法人神戸文化支援基金が、兵庫県内の芸術団体または個人が被災地を支援する活動に助成を行う「東日本大震災文化支援活動助成」を開始しました。助成はアートジャンルを問わず、継続的な支援の前提や、現地と受け入れについての合意などが要件となっています。2012 年 3 月までに行われるプロジェクトに対して総額 100 万円(20 万円/件)、2012 年 4 月以後に実施されるプロジェクトに総額 100 万円(20 万円/件を限度)が助成されます。締切は6月15日まで。
お問い合わせ:認定NPO法人 市民活動センター神戸(KEC)
日本演出者協会が東日本大震災被災地の舞台芸術家支援事業をスタート(5.18発)
日本演出者協会が東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援するフェニックス・プロジェクトを開始しました。被災地域の舞台芸術家の活動を支援するための〈支援金募集〉と、〈ともに考え合う場〉を作ることを目的としたチャリティーイベントが6月、7月、8月に行われます。会場は笹塚ファクトリーが劇場を提供。第1回目は6月2日(木)から6月5日(日)に開催され、東北の舞台人によるトークイベントや朗読劇などが行われます。なおこのイベントは継続して行われ、売上金は状況に応じて被災地各地の舞台芸術団体に順次寄付されます。1回目の売り上げは「Art Revival Connection TOHOKU(ARC>T)」に寄付されます。
お問い合わせ:日本演出者協会フェニックスプロジェクト企画実行委員会
詳細はこちら http://phoenixpro.jimdo.com
いわて文化支援ネットワークがスタート(5.6発)
NPO法人いわてアートサポートセンターが事務局となって「いわて文化支援ネットワーク」が設立されました。県内の文化団体やNPO、岩手県、岩手県文化振興事業団、岩手県芸術文化協議会などが協力して、被災地域の文化支援などが行われます。まずは被災地の学校の芸術鑑賞事業が中止となっていることを受け、岩手のプロの演奏家を中心に東京・東北からゲストを招き小編成の管弦楽団を組織し、指揮者体験・演奏体験などを交えたコンサートを行う芸術鑑賞アシストプラン「いわてフィルハーモニー」などの活動が予定されています。
お問い合わせ:いわて文化支援ネットワーク事務局
文化庁が文化財ドクター派遣事業を開始(5.3発)
文化庁が東日本大震災で被災した文化財の建造物に対して、応急措置や復旧に向けた技術的な支援をする「東日本震災被災文化財建 造物復旧支援事業 (文化財ドクター派遣事業)」を開始しました。大震災で1000件を超える国指定文化財の建造物が被災したが、被災状 況の報告があっ たのはわずかであり、被災状況の調査から実施されます。実施は日本建築学会が中心となり、文化庁が被災地域の各都県と協力し、専門家を文化財ドクターとして派遣します。
お問い合わせ:文化庁
詳細はこちら http://www.bunka.go.jp/
宮城を応援する連続チャリティコンサート(5.18発)
アート・インクルージョン実行委員会が事務局となって「がんばろう宮城!大震災復興支援チャリティコンサート(4月2日から6月26日までの土・日)」や「宮城県内の音楽家・アーティストによる大震災復興支援ランチタイムチャリティコンサート(4月1日から6月30日までの 火曜日〜金曜日12:30〜13:00)」が、仙台市内を中心に開催されています。チャリティコンサートでは中高生の音楽部から地元の合唱団まで20団体以上、ランチライムチャリティーコンサートでは宮城県内の音楽家・アーティスト50名以上が参加してます。
お問い合わせ:アート・インクルージョン実行委員会事務局
せんだいメディアテークが「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を開設(5.18発)
せんだいメディアテークが「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を開設しました。市民、専門家、スタッフが協働し、復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していく企画で、趣旨に沿った非営利の市民活動をおこなう個人や団体がセンターに事前登録を行うことで、参加ができます。収録された映像、写真、音声、テキストなどが「震災復興アーカイブ」として記録保存されます。またセンターには「スタジオ」と「放送局」があり、スタジオは情報収集やビデオカメラ等取材用機材の提供の他、テキスト執筆、映像や写真の編集、インターネットへの配信などで利用することができます。
お問い合わせ:せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
東日本大震災被災文化財の救援と復旧のための募金活動(5.17発)
公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団が大地震と津波で被災した東日本の貴重な文化財を救うこと目的に、文化財の保全にむけた募金活動を開始しました。集められた募金は、今回の災害で打撃を受けた文化財の捜索、移動、修復等の費用に充てられます。理事長の宮田亮平氏は「日本のかけがえの無い文化財を救うことは、日本人固有の精神を子供たちに伝えることであり、また、被災者の方々への心の支えにもなること」と募金を呼びかけています。
お問い合わせ:公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団
アモーレパシフィックが復興支援プロジェクトを開始(5.17発)
韓国企業アモーレパシフィック社が、東日本大震災を受け被災者の悲しみを癒すことを目的に心理的・音楽関連などの活動を支援するSmile Again Japanプロジェクトをはじめました。Smile Again Japanプロジェクトの趣旨を反映したプロジェクトを募集し、個人プロジェクトに最大500ウォン(約383,000円)、チーム・団体に最大2000ウォン(約1,530,000円)が支援されます。プロジェクトの実行や実績報告の期間は7月1日から9月30日。募集期間は5月31日までで、7月1日に採択が決定されます。
お問い合わせ:Smile Again Japan 事務局
アートチャリティーイベントの輪を広げる「HEART for Japan」(5.1発)
アート・クリエイティブ・カルチャーSNS「CJキューブ」を運営する株式会社クリエ・ジャパンが事務局となって、被災地とその他日本中の心のケアを目的に、アート業界のイベント会場やアーティストネットワークを持つ有志団体・企業が合同・共催で取り組み、リレー形式のチャリティーイベントの輪を広げていく「HEART for Japan」がスタートしています。集まった募金は、学校の教材や家の美術道具などを失ってしまった子供たちや学生、その他すべてのアート活動を行うひとのための「画材購入」および義援金に当てられます。
お問い合わせ:「HEART for Japan」
アートで心を癒すプロジェクト「ARTS for HOPE」(5.1発)
東日本大震災の被災者を対象に、アートを通じた心のケアを目的としたプロジェクト「ARTS for HOPE」が始まりました。Wonder Art Production/Hospital Art Lab内に事務局を設け、医療や教育・福祉関係者とタッグを組むとともに、災害現場におけるトラウマ専門のアートセラピストの助言を得ながら、こどもたちにアートを届けていきます。5月上旬には福島県内の避難所で人形づくりなどのアートプログラムが行われました。
お問い合わせ:「ARTS for HOPE」
詳細はこちら http://wap.petit.cc/grape1/
こどもたちに笑顔を「子どもとあゆむネットワーク」(5.1発)
被災地域のこどもたちに「絵本」「おもちゃ」「文房具」「あそび」を届け続ける「子どもとあゆむネットワーク」が始まりました。現地に赴き、そのニーズを踏まえて、こどもたちと寄り添い、顔が見える関係で共にあゆむことを大切にしながら、復旧・復興の3年間を目処に活動が行われます。活動は様々なジャンルの団体と連携して行われ、現在は宮城県を中心に絵本の読み聞かせや人形劇などがこどもたちに届けられました。
お問い合わせ:「子どもとあゆむネットワーク」
詳細はこちら http://www.ayumunet.jp/
アートNPOリンクがアートNPOエイドを開始(4.18発)
NPO法人アートNPOリンクが『全国アートNPOフォーラムin鳥取』を契機に、アーティストならびにアートNPOの表現の回復を推進するプラットフォーム「アートNPOエイド」を立ち上げました。アーティストやアートNPOによる復興に向けた取り組みや、被災した地域に住まい活動してきたアートNPOの活動再開を応援するため、活動支援を目的とした寄附募集や道具の提供、映像アーカイブをはじめます。これらはWEBサイトで募集や公開されていきます。現在、現地の様子を伝える映像アーカイブが順次アップされています。
お問い合わせ:アートNPOエイド
詳細はこちら http://anpoap.org/
ジャパン・プラットフォームが「共に生きる」ファンドの募集を開始(4.26発)
ジャパン・プラットフォーム(JPF)が、東日本大震災の被災者の方々の「自立」、「共生」、「こころ」を支えることを目指し、東日本大震災の支援活動のため JPF に寄せられた寄付金を財源として、支援活動に共に取り組む団体(非営利法人)への助成を開始します。第1期募集は平成23年度5月2日から5月11日までで、第2期募集と第3期募集も5月6月中に行われます。当面の助成総額として10億が想定されています。また、支援事業の実施にあたっては、支援活動・運営の両面のサポートも必要に応じて受けられます。
お問い合わせ:特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム 事務局事業部(震災担当)
花王・コミュニティミュージアム・プログラムが助成事業の震災特別募集を開始(4.18発)
地域に根付いたミュージアムを拠点とした市民活動を支援する花王・コミュニティミュージアム・プログラムが、東日本大震災で被災された方々を応援するために、震災で被災された方や被災地に向けた文化・芸術分野の市民活動を特別募集を開始しました。対象となる活動は「被災された方々を応援する文化・芸術分野の市民活動」、募集期間は5月11日から31日までで、上限50万円で20件程度が採択される予定です。
お問い合わせ:特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド「花王・コミュニティミュージアム・プログラム2011」事務局(担当:神山)
滋賀県が滋賀・絆・アート支援プロジェクトを開始(4.26発)
滋賀県が「滋賀・絆・アート支援プロジェクト」は滋賀県に避難されている方に、芸術や伝統文化に触れる機会を支援するプロジェクトを開始しました。支援の実現にあたって、滋賀県は「滋賀アート支援ネットワーク」(県内文化施設、企業、市民団体、行政等のネットワーク)を立ち上げ、年間を通じて県内文化施設で開催される公演や展覧会などの無料鑑賞プログラムを準備しています。プロジェクト第1弾として、4月29日、30日に開催された『ラ・フォル・ジュルネびわ湖2011』の大ホール、中ホールの公演プログラムおよびキッズプログラムへの招待が行われました。
お問い合わせ:滋賀アート支援ネットワーク事務局
詳細はこちら http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/ck00/20110419.html
会津・漆の芸術祭2011 「東北へのエール」開催決定(4.29発)
福島県立博物館が主催し、第2回目を迎える「会津・漆の芸術祭2011」が「東北へのエール」をテーマに開催されることが決まりました。地震災害と原発事故をうけたことに関連するテーマの作品、避難者の方々の心のケアに関わるワークショップや公演の開催、福島県の復興ビジョンを文化の側面から検討するシンポジウム、会津の漆の技を活用した復興シンボルの制作等、福島県・東北地方の復興に結びつく事業に特化した催しとなります。会津若松・喜多方を会場に開催。現在は、「東北へのエール」を募集しており、平成23年4月1日から平成24年3月31日まで、震災の記録、被災地の復興プラン、震災後の世界観、コミュニケーションのあり方、被災者支援のワークショップ、エネルギー問題に関する提言などを、WEBと福島県立博物館内エントランスホールの展示コーナーに展示します。
お問い合わせ:福島県立博物館 会津・漆の芸術祭 担当
可児市文化創造センターが“決して忘れない”を念頭にした「祈りのコンサート」やアウトリーチ活動を開始(5.3発)
可児市文化創造センターが、被災地の長く、困難な復興への応援として“決して忘れない”を念頭に、多くの犠牲になられた方々の鎮魂と、被災者の1日も早い心の復興を願う「祈りのコンサート」を毎年実施することを発表しました。公演の収益と観客からの義援金は、日本赤十字社に復興のために全額寄託されます。1回目は5月7日に新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる弦楽四重奏が行われます。6月には女優の山本陽子氏による被災地への朗読アウトリーチが仙台の舞台監督工房と共同で実施される予定です。また、これ以外にも定期的な復興支援活動を実施することが検討されています。
お問い合わせ:可児市文化創造センター
詳細はこちら http://www.kpac.or.jp/
水戸芸術館専属楽団によるチャリティーコンサートが開始(4.18発)
水戸芸術館復興支援チャリティー・コンサート が4月29日、5月2日、5月5日に開催されます。水戸芸術館は震災でコンサートホールの天井、エントランスホールのパイプオルガンのパイプが崩落し、5月末までの事業がすべて中止になるなど、大きな損傷を受けました。こうした状況をうけ、水戸芸術館専属楽団の名手たちが立ち上がり、水戸芸術館の一日も早い復興を願って、市内にある佐川文庫ホールを会場にしたチャリティ・コンサートを行います。また水戸の復興に祈りをこめて、 『水戸芸術館専属楽団メンバーと水戸の若者たちによるコンサート』が水戸市総合運動公園体育館で鑑賞無料で開催されます。
お問い合わせ: 財団法人水戸市芸術振興財団
八戸ポータルミュージアムはっちが『復興支援プロジェクトinはっち』が開催(4.18発)
八戸ポータルミュージアムはっちが、八戸をはじめとする東北地方の被災地に向けて、明るくポジティブな人の力を届けることを狙いに『復興支援プロジェクト in はっち〜Wish for Peace〜』を開催します。会期は4月23日から5月5日まで。オープニングは高校生が復興の思いを描く「書道ガールズパフォーマンス」、期間中はフリーマッケットから、コンサートやさまざまなパフォーマンスが行われ、ジャンベの体験ワークショップや、こどもたちも一緒に楽しめるお茶会なども催されています。
お問い合わせ:八戸ポータルミュージアムはっち
詳細はこちらから http://hacchi.jp/ha/
「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」第1回目助成採択(4.26発)
企業メセナ協議会が、3月23日より開始した「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」(GBFund)の第1回助成選考会が4月18日に行われました。11件の活動が採択され、総額245万円が助成されます。芸術・文化を通じて、被災地の方々の心に寄り添い励ます活動や、被災された方々自らが、地域、地域文化の記憶をとどめ、次の一歩を踏み出すために企画された活動など、さまざまなものが採択されています。今後は被災地で伝承されてきた芸能や祭りなども含め、さらに多彩な活動への支援が行われる予定です。
お問い合わせ:公益社団法人企業メセナ協議会「芸術・文化による震災復興支援ファンド」係(担当:荻原、内田)
Tel: 03-3213-3397 Fax: 03-3215-6222
E-mail:mecenat@mecenat.or.jp
日本財団ROADプロジェクト「東北地方太平洋沖地震 災害にかかる支援活動助成」募集開始(4.11発)
公益財団法人日本財団が震災をうけて立ち上げたROADプロジェクト。その一環として「東北地方太平洋沖地震 災害にかかる支援活動助成」の募集が始まりました。NPO法人やボランティア団体、その他の公益法人を助成対象として、被災者・被災地支援の活動の中でも、緊急性を有する活動、被災者・被災地のニーズに基づく活動、活動状況を広く社会に公開できる活動などを中心に助成を行われます。募集期間は2011年4月1日(金)〜6月30日(木)17:00までで、随時募集を受付、一週間程度で結果が通知されます。また、これまでROADプロジェクトで寄付された支援金の総額は1,324,421,273円(4月21日現在)になり、こちらも引き続き受付が行われています。
お問い合わせ:日本財団
詳細はこちらから http://road.nippon-foundation.or.jp/
骨董通りの法律事務所がWEBサイトに「アーティスト・文化団体・知財の震災法律相談」を掲載(4.26発)
震災に伴い、チャリティイベントの開催、公演・事業の中止、非常時の著作権の処理など、アーティストや文化団体にとっても様々な法律上の問題が起こっています。そんな状況を鑑み、骨董通りの法律事務所が、寄せられた相談などを参考に「アーティスト・文化団体・知財の震災法律相談」のWEBページを開設しました。復興への願いをこめて、19問のQ&Aが用意されています。Q&Aは現時点での情報に基づくベータ版。今後、内容の修正・拡充も予定されています。
3331 Arts Chiyodaが東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」を開始。施設の一部を無料開放(4.18発)
3331 Arts Chiyodaが、東日本大震災を機に立ち上がった様々なアートアクションへ、1階メインギャラリーを期間限定で無料開放する東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」をスタートさせました。対象は東日本大震災復興のためのアートアクション主催者、これからアートアクションをおこそうとしている個人、グループ、法人などで、募集締切は2011年6月30日(木)で、開放期間は4月20日(水)〜7月10日(日)までとなっています。
お問い合わせ:3331 Arts Chiyoda
詳細はこちらから http://action.3331.jp/
美術大学卒業生等が中心となりアート作品を通じたチャリティプロジェクト「Artists’ Action for JAPAN」を開始(4.26発)
「東日本大震災の被災地をアートの力で応援したい」と美術大学卒業生等が中心となってはじまったチャリティードローイングイベントが、都内各所で開催されています。来場者はアーティストを目指す美大生や卒業生達が制作した作品1点あたり1,000円とプラス気持ち分の金額を寄付。第4回目を終了して寄付金は2,518,988円。総アーティスト数は328人、作品売り上げ枚数は1,691点にのぼります。イベントは今後も開催されます。
お問い合わせ:Artists’ Action for JAPAN
Tel:050-5541-860
E-mail:A.A.for.jp@gmail.com
詳細はこちらから http://aa4j.org/
東北復興のための舞台人会議が文化を通じた東北の復興を応援する「Art Revival Connection Tohoku」を設立(4.19発)
仙台で活動する舞台関係者が集まる「東北復興に向けての舞台人会議」が、 東日本大震災を機に失われた文化・芸術に関するひと・まち・場の再生と、アートを通じた復興活動を行うための支援ネットワークづくりを目的に「Art Revival Connection Tohoku (ARC>T)」を設立しました。ARC>Tでは、避難所や学校のニーズ調査、アーティストによる慰問、東北発の作品創作、東北舞台人の支援窓口などが計画されています。
お問い合わせ:ART RIVIVAL CONNECTION TOHOKU
E-mail:info@arct.jp
詳細はこちらから http://arct.jp/
仙台フィルハーモニー管弦楽団が「音楽の力による復興セン ター」を設立(4.19発)
仙台フィルハーモニーが、被災地や避難所を訪ねるコンサートをボランティアで行う「音楽の力による復興センター」を設立しました。仙台フィルは、東日本各地のコンサート会場の損壊によりその活動のほとんどが中止となる中、音楽を通じた癒しと、地域再生のための希望に灯になることを目的に復興コンサートを行うことを宣言しました。3.26に仙台市の見瑞寺で第1回コンサート「鎮魂、そして希望」が行われ、メンバー約30人が演奏。100人あまりの市民が大きな拍手をおくりました。
お問い合わせ:音楽の力による復興センター事務局
Tel:022-225-3934 Fax:022-225-4238
E-mail:info@sendaiphil.jp
詳細はこちらから http://www.sendaiphil.jp/
JCDNがダンス関係者や被災地状況の情報共有掲示板をスタート(4.19発)
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)が、コンテンポラリーダンスに関わるアーティスト、制作者、劇場やホール関係者などが利用可能な情報共有掲示板をスタートさせました。JCDN代表の佐東範一さんは「被災地域の情報だけでなく、被災地域への応援メッセージや、被災にあわなかった地域から何が出来るかを共有するための掲示板にしたい」と話しています。
お問い合わせ:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
詳細はこちらから http://www.jcdn.org/
artscapeが展覧会・美術館への震災影響情報を取りまとめた サイトを開設(4.19発)
大日本印刷株式会社が運営する美術館やアート関連の情報を伝えるWebマガジン「artscape」が、震災の影響で、中止・延期となった展覧会、休館中の美術館、休館から再開(予定)の美術館、無料開館中の美術館、美術館等の被災情報をとりまとめて掲載しています。大地震から一ヶ月が経ち、多くの美術館が休館を余儀なくされている一方で、4月から再開する美術館も見られはじめています。
お問い合わせ:artscape
メセナ協議会がアートによる復興のためのファンドを設立(4.11発)
公益社団法人企業メセナ協議会が「東北関東大震災 芸術・文化による復興支援ファンド」の創設を発表しました。このファンドは、被災者・被災地を応援する目的でおこなわれる芸術・文化活動や、被災地の有形無形の文化資源を再生していく活動をおこなうために設立されました。現在のファンド総額は2,743,965円(2011/4/8)。活動申請は4月中旬から募集を開始し、約5年にわたり支援を続けることを目指しています。下記のアドレスより募集要項をダウンロードできます。
お問い合わせ:公益社団法人企業メセナ協議会「芸術・文化による震災復興支援ファンド」係(担当:荻原、内田)
Tel:03-3213-3397 Fax:03-3215-6222
E-mail:mecenat@mecenat.or.jp
岩手在住の児童図書編集者の呼びかけで、被災地の子どもたちへ絵本を届ける「3.11 絵本プロジェクトいわて」がスタート(4.11発)
八幡平市在住の児童図書編集者、末盛千枝子氏の呼びかけで、被災地の子どもたちへ絵本を届ける「3.11 絵本プロジェクトいわて」が始まりました。全国から5万冊以上の絵本・児童図書が盛岡市中央公民館に集まっており、すでに絵本は順次被災地に届けられています。また地元のアートNPOと連携して、俳優やアナウンサー、音楽家が同行し、被災地の子どもたちに読み聞かせなども行われる予定です。
お問い合わせ:3.11 絵本プロジェクトいわて事務局
Tel:019-654-5366 Fax:019-653-3505
E-mail:iwate@ehonproject.org
詳細はこちらから http://www.ehonproject.org/iwate/