＜三戸郡階上町無形民俗文化財＞「西光寺ナニャドヤラ」

ナニャドヤラは岩手県葛巻（くずまき）・一戸以北から青森県上北郡一帯にかけて踊られている。その特色は足で土をるように動かして踊ることである。
この他日常生活の機微にふれるようなもの等、さまざまな歌をアドリブ的に作り出し、夜明けのカラスが鳴くまで、一晩中踊ったものと言われている。
戦前は13日から16日の間踊ったものだが今は盆の期間中1日だけ行われている。
広く踊られている太鼓を中心としたリズミカルで跳躍的な踊りと違い、西光寺のものは笛、太鼓等の伴奏楽器を全く使わない形で、十二歩のステップで一単位になっている「十二足（じゅうにあし）」という昔からの踊り方が現在まで続いており、この地域でも数少ない古手の盆踊りの形態を伝えるものである。昭和50年に保存会を設立し、平成27年で40周年を迎えた。
他の地域では「鍬ケ崎（くわがさき）」として踊られている。【平成27年度制作】

市区町村または関連団体へのリンク
http://www.town.hashikami.lg.jp/

※お祭り・行事などの最新の開催状況は、各地域の情報をご確認ください