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とりごえのたけざいく

鳥越の竹細工

岩手 / 一戸町 ( いちのへまち ) 関連分類: 技能

 一戸町鳥越には古くから竹細工が伝えられている。その始まりは平安時代といわれ、鳥越に滞在中の慈覚大師(じかくだいし)が、在る日、観音さまから竹細工を里人に広めよとの啓示を受け、これを伝えたとの伝説が残されている。記録としては、江戸時代の盛岡藩の「御領分物産取調書(ごりょうぶんぶっさんとりしらべがき)に記載があることや、18世紀後半の盛岡藩の「封内郷村志(ほうないごうそんし)に、“鳥越のシノの手篭・・・”などの記載があることから、当時この地方で間違いなく竹細工が行われていた根拠とされている。竹細工の材料はこの地方で採れるシノ=スズタケである。この竹を使って様々な編み方が工夫された。映像では、スズタケの採取から、その加工、更に様々な編み方とそれによって生み出される網目の美しさ等を紹介している。昭和61年には130人程の作り手がいたが、平成20年にはわずか55人となってしまった。

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https://www.town.ichinohe.iwate.jp/


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