かほくちょうのでんとうぶんか
河北町の伝統文化
山形 / 河北町 ( かほくちょう ) 関連分類: 祭り 芸能
昔この地方では紅花が盛んに栽培され、近くを流れる最上川の舟運(しゅううん)によって、上方(かみがた)に運ばれ、見返りに雛人形がもたらされた。毎年4月2日・3日に「ひな祭り」が行われ、“ひな市”と呼ばれる露店が並び、旧家には昔から伝わる雛人形が飾られ、大いに賑わう。両所(りょうしょ)地区には、ユーモラスな表情のお面を付けて踊る“弥十郎系”の「両所田植踊り」が伝わり、押切(おしきり)地区には、棒で地面をつついて踊る“てで棒系”の「押切(おしきり)田植踊り」が伝わる。溝延(みぞのべ)地区の「溝延八幡(みぞのべはちまん)神社」には「倭楽(やまとがく)」が伝えられ、楽人(がくじん)が雅楽(ががく)を演奏する。沢畑(さわばた)地区では、台風のシーズンである二百十日の8月31日に「沢畑風祭り(さわばたかざまつり)太鼓」が行われ、“上沢畑(かみさわばた)若衆会(わかしゅうかい)”と“下沢畑(しもさわばた)若衆会”が太鼓の打ち合いを競う。また岩木(いわき)地区では、雨乞いと稲の豊作を願う「岩木豊年太鼓(いわきほうねんだいこ)が打ち鳴らされる。毎年秋9月には「谷地(やち)どんが祭り」が3日間に亘り行われる。「谷地八幡宮(やちはちまんぐう)」では、1,100年以上の歴史を有し、日本4大舞楽に数えられている「林家舞楽(はやしけぶがく)」が奉納される。「谷地奴(やちやっこ)」は、神輿渡御(みこしとぎょ)行列で先頭を務める奴振りで、その勇壮な“振り”と“掛け歌(かけうた)”は他に類を見ない。その他に9基の囃子屋台(はやしやたい)が街を巡り、祭りを華やかに盛り上げる。
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