かきおかのぎおんまつり
柿岡の祇園祭り
茨城 / 石岡市 ( いしおかし ) 関連分類: 祭り 芸能
八坂神社の祇園祭りとして、7月の第4日曜日を含む土・日曜日の2日間にわたって行われる八郷地域最大のお祭りです。佐竹家臣で柿岡を与えられた長倉義興が文禄4(1595)年に那珂郡長倉から八坂神社を遷したとされ、祭礼もこの頃始まったと考えられています。
祭礼の最初に市指定民俗文化財(無形)の「舘獅子」が演じられます。舘区は、13世紀の築城とされる柿岡城周辺の町内であり、「舘獅子」は柿岡城築城時に城域の東南隅に創建されたとされる諏訪神社に伝わっています。その後、「舘獅子」は、荒宿区(八幡町)が八幡神社から出す市指定民俗文化財(無形)「荒宿のささら」とともに、1日目の夕方(「宵祇園」と呼ばれる)と2日目の午前中に町内を練り歩きます。
2日目の午後からは、神殿町を出発した神輿が各町内を巡行したのち、本町(内宿)・上宿・仲町・新宿・下宿・北町の各町内から6台の山車が巡行し、山車の上では囃子と踊りが披露されます。現在では、上宿「祇園囃子」と下宿「横室囃子」は地元町内が披露し、本町は隣接する片野区の県指定民俗文化財(無形)「排禍ばやし」を披露しますが、ほか3町内の山車では石岡囃子が披露されています。
市区町村または関連団体へのリンク
http://www.city.ishioka.lg.jp/
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