とりのこさんじょうじんじゃかきれいたいさい
鷲子山上神社夏季例大祭
茨城 / 常陸大宮市 ( ひたちおおみやし ) 関連分類: 祭り
常陸大宮市には、南東から北西にかけて昔から街道があった。この街道(現在の国道293号)は「紙街道」と呼ばれ、この街道沿いの6つの集落は、江戸から明治時代にかけて紙漉き等紙業が盛んで、和紙の生産が盛んであった。地域の北方には「鷲子(とりのこ)山上(さんじょう)神社」が祀られており、紙業への感謝と地域の繁栄を祈願して、毎年夏季例大祭が盛大に執り行われてきた。(現在は4年に一度、7月の日曜日に実施されている。)
祭りは、6つの地域がそれぞれ「組」となって、地域住民がこぞって参加する。各組には自慢の山車や屋台が保存されていて、いずれも豪華絢爛、大層立派な彫刻が施されている。この彫刻は、日光東照宮の造営に寄与した彫物大工(ほりものだいく)が、この地に住み技術を伝承したことに由来すると伝えられている。祭りは、当番組の代表が世話役となり、神社からは、ご神体が神輿に移されて山を下って巡行し、各組の山車や屋台は、彫刻をはじめとする飾りをつけて、地域を練り歩く。最後はすべての山車や屋台が、一同に集まり、お囃子や余興で盛り上がり、神輿の環御をもって終了する。
市区町村または関連団体へのリンク
https://www.city.hitachiomiya.lg.jp
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