三嶋様の夜祭　藤岡市指定重要文化財

　三嶋神社は、室町時代の関東管領上杉顕定（カントウカンレイウエスギアキサダ）が伊豆の三嶋大社から分祀し、平井城（ヒライジョウ）の氏神として祀ったと伝えられています。祭神は大山祗命（オオヤマツミノカミ）で、近年では結婚の神様ともいわれています。
　11月15日に行われる秋季大祭の前夜祭には、夜祭りが行われます。14日の午前中、御神体を乗せた神輿が本社（下ノ宮）から約1km離れた別殿（上ノ宮）へ静かに渡御し、奥の院に安置されます。午後9時半頃、神輿を中心に行列を組んで本社に渡御します。この時、祭りは最高潮になり、警人が群がる人々を押し返しながら行列は静かに練っていきます。
　現在、この祭りは藤岡市重要民俗文化財に指定されています。

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