「平成に甦った松戸の大まつり」～神幸祭復活の軌跡と開催記録～

　松戸の神幸祭について、古くからの起源は定かではないが、昭和初期までは行われていたとの記録がある。６０年以上途絶えていた神幸祭を復活しようとしたきっかけは、四神像の発見であった。平成元年、松戸神社の屋根修復に当たり、古くから伝えられていた御物の中から、この四神像が見つかり、昭和初期の写真等から行列の中に四神像が入っていることが確認でき、神幸祭復活のきっかけになったとのこと。
　神幸祭復活の実行委員会が組織され、松戸駅周辺の町会、各種店舗それに各種企業も加わって分担し、四神像を始めとする行列に用いる各種道具等は修復を施し、かつての行列の順序なども検証して“大まつり”として復元するに至った。
　映像は平成２７年度に行われた神幸祭の記録であり、平成２年の初回“大まつり”から数えて５回目となる。松戸神社の大祭である１０月１８日で日曜日に重なる日に実施される決まりであり、次回は２０２０年に予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響により２０２１年度に延期された。【平成27年度制作】

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