あげはましきせいえん
揚げ浜式製塩
石川 / 珠洲市 ( すずし ) 関連分類: 技能
揚げ浜式製塩は、入浜式製塩に対応する呼称で、世界最古の製塩技術と言われています。藩政期には加賀藩の重要産業として奨励され、寛永4年(1627)には専売制が敷かれました。一時期中断があったものの、明治4年(1871)までこの制度が続きました。当域においては江戸時代以来、重要な産業でしたが、昭和34年(1959)の臨時塩業措置法により姿を消しました。角花家(能登の揚浜式製塩保存会)のみが幾多の困難を乗り超え、技術を伝承しています。塩田整備にはじまり、体力の消耗の激しい潮汲み、潮撒き、沼井作り、室温60度に達する釜屋での夜を徹しての作業など塩作りに係る一連の作業に伴う技術は全国唯一のものであり、極めて貴重な文化遺産です。平成4年(1992)4月8日、石川県無形民俗文化財に指定されました。
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