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とうかいどうをぶたいにしたしんこう・さいれい  ~もとじゅくしんめいしゃのぎおんまつりとやまなかはちまんぐうのでんでんがっさり~

東海道を舞台にした信仰・祭礼 ~本宿神明社の祇園祭と山中八幡宮のデンデンガッサリ~

愛知 / 岡崎市 ( おかざきし ) 関連分類: 祭り

愛知県の中央部に位置し、古くから交通の要衝として栄えてきた岡崎市。とりわけ、市域を南東から北西に貫く東海道沿いでは、人や物、文化等の交流が活発に行われ、秋葉信仰や牛頭天王信仰など、さまざまな民間信仰がもたらされた。東海道ゆえに根付いた祭礼等は、長い歴史の中で形を変えながらも、今なお大切に受け継がれ、歴史と文化を伝えている。
本動画には、令和4年度の「本宿神明社の祇園祭」と「山中八幡宮のデンデンガッサリ」の様子を収めた。新型コロナウイルス感染症により活動が制限されながらも、ふるさとを想い、伝統を受け継ごうとする人々の姿が記録されている。
本宿神明社の祇園祭(天王祭)は、7月最終日曜日に行われる。江戸時代、牛頭天王を祀っていた立場では、本宿村や近村で流行した伝染病による病人がなかったことから、本宿村の中心に社を建て祀るようになったとされる。古くは御輿とちょうちん行列のみであったものが、竿燈行列、山車渡御を加え発展してきた。現在は、迎神祭、御輿渡御や氏子町の山車巡行、奉納花火、送神祭を行っている。
山中八幡宮のデンデンガッサリは、山中八幡宮の御田植祭として正月3日に行われる、市指定無形民俗文化財である。田遊びの歌詞の始めに「デーンデーンガッサリヤー」という詞があることから「デンデンガッサリ」と呼ばれるようになった。起源は室町時代といわれており、現在はデンデンガッサリ保存会によって継承されている。「前歌」「後歌」「せりふ」「所作」により、年間の農作業を表現し、天候の恵みと五穀豊穣を願う。豊作を表す大鏡餅を鎌に見立てた小餅で刈り取り、牛の背に載せ、牛が重さに耐えきれず倒れる所作が特徴的である。

市区町村または関連団体へのリンク
https://www.city.okazaki.lg.jp/


※お祭り・行事などの最新の開催状況は、各地域の情報をご確認ください

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