きょうどげいのう かすがいのぼうのて
郷土芸能 春日井の棒の手
愛知 / 春日井市 ( かすがいし ) 関連分類: 祭り 芸能
棒の手は、古くから伝わる武術的な民俗芸能で、尾張と三河の旧国境を中心に多くの流派が伝承されている。起源は諸説あるが、農民の自衛手段から村の祭事芸能に発展したとするもの、修験道の山伏から伝わったとされるものなどがある。始めは「棒」や「棒術」という名称が使われていたが、江戸時代後期に広がるとともに「棒の手」と呼ばれるようになった。演技には「棒と棒」「棒と木刀」で立ち合う基本の「表型」、刀や薙刀などのキレモノを使い、見せる要素の強い「裏型」がある。武術のように数々の流派があり、免許皆伝者には巻物が与えられることも特徴である。第二次世界大戦後、担い手不足から廃絶の危機に瀕していたが、保存会により再興され、現在市内では6つの流派の7団体が活動している。10月には各地の祭礼などで棒の手が奉納される。
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