とよたのさいじきろく「さなげまつり」
とよたの祭事記録「猿投祭り」
愛知 / 豊田市 ( とよたし ) 関連分類: 祭り
猿投祭りは、猿投神社の例祭で、旧暦9月8日・9日に行われていた。現在は、10月第2土曜(試楽)・日曜(本楽)に行われている。猿投祭りでの主な行事は、試楽での神輿渡御と本楽での献馬・棒の手奉納である。試楽の夜、東の宮と西の宮、本社の神輿が渡御し、献馬、警固の棒の手の奉納が行われる。本楽においては、献馬と棒の手の奉納が行われ、神輿が還御し、祭りが終了する。
猿投祭りの由来は古く、献馬が始まったのは、一説には明応2年(1493)とも、天文22年(1553)とも言われている。江戸時代の天明期から明治期にかけては、三河・尾張・美濃地域にかけて、186か村に及ぶ村々から献馬・棒の手の奉納がなされていた。
現在は、広域に渡る地域からの奉納はなされていないが、古式にのっとった神輿渡御・献馬・棒の手の奉納が地域住民によって行われ続けている。今日に至るまで広範な地域から信仰を集める霊山・猿投山と猿投神社への信仰の様子を知ることができる祭礼として、市内のみならず、県内においても重要であり、今後も存続が期待される。
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