あぶらひじんじゃのやっこふり
油日神社の奴振
滋賀 / 甲賀市 ( こうかし ) 関連分類: 祭り 芸能
甲賀市甲賀町(こうかしこうかちょう)の油日神社に伝わる奴振は、5月1日の油日神社祭礼に5年に一度奉納されている滋賀県の無形民俗文化財に選択された貴重な民俗芸能である。室町から戦国にかけてこの地域は甲賀武士(こうかぶし)によって治められていた。油日神社は甲賀の総社(そうしゃ)として甲賀武士の結束の中心であった。「奴振」は、その社参行列(しゃさんぎょうれつ)が起源ではないかと言われている。天元元年四月(978年平安中期)にその記録がある。油日神社の「頭殿祭(とうどうさい)」にこの「奴振」が行われるが、毎回選ばれる「頭殿(とうどう)」は祭りの主役であり「奴」はこの「頭殿」のお供であって、江戸中期に行列に加えられたと言われている。奴は「長持(ながもち)奴」3名と「挟箱(はさみばこ)奴」4名「毛槍(けやり)奴」2名「押え(おさえ)」2名で構成される。
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