たこうじんじゃのしゅうきれいたいさい
高向神社の秋季例大祭
大阪 / 河内長野市 ( かわちながのし ) 関連分類: 祭り
毎年10月第2土曜日、氏子である高向地区と日野地区の人々によって、高向神社で行われる。日野地区は、明治期の神社合祀後に氏子となった地域である。高向は上・中・下に分かれ、神輿・ネリ(行列)・子ども獅子舞を輪番で担当している。令和6年度は、上が神輿、中が子ども獅子舞、下がネリを担当した。
当日の朝、担当地区を出発したネリが神社に宮入りし、先頭の「印持ち」が宮入の口上を述べる。この内容は台風や農作物に関係するもので、農業を生業としてきた高向の特徴を反映していると考えられる。続いて上・中・下のだんじり、日野地区獅子舞が宮入りをする。神事ののちに子ども獅子舞と日野地区獅子舞を奉納、その後神輿が神社を出発し、御旅所に向けて渡御を開始する。御旅所での神事を終えて神社に還御となり、祭りは終了する。翌年1月に行われる日待ちをもって、上・中・下の担当する役割は交代する。
この祭礼の様子は文久年間に奉納された高向神社祭礼図絵馬にも描かれており、現在とほとんど変わらない形態で行われていたことがうかがえる。
市区町村または関連団体へのリンク
https://www.city.kawachinagano.lg.jp/
※お祭り・行事などの最新の開催状況は、各地域の情報をご確認ください