<くまもとしきょうどぶんかざい>「ちこうづかしまぐうひのかみまつり」
<熊本市郷土文化財>「近津鹿島宮火の神祭り」
熊本 / 熊本市 ( くまもとし ) 関連分類: 祭り
近津鹿島宮火の神祭りは、住民が攻め手と守り手に分かれて火のついた枝を投げ合う祭りで、毎年10月14日に熊本市近津鹿島宮で開催されます。
この祭りの由来は、平安時代に近津に海賊が侵入した際、住民が燃え盛る木の枝を投げるなどして撃退したため、それを忘れないよう武運長久を願って祭りが行われるようになったと伝わっています。
祭りの参加者は攻め手と守り手に分かれ、激しい攻防を行います。既婚者が攻め手、独身者が守り手を務めます。守り手は「カルマタ」と呼ばれる樫の木の防具を使用し、燃え盛る木を払い落として身を守ります。
攻め手が投げる木は長さ2m程度、約400本あり、攻防は10分近く続きます。
近津鹿島宮の火の神祭りは、近津の地理的独自性によってうまれた勇壮な祭りが、住民によって大切に継承されているものです。
令和4年(2022)には熊本市郷土文化財にも認定された、熊本市が誇る祭りです。
市区町村または関連団体へのリンク
https://www.city.kumamoto.jp/default.html
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