じだいのながれのなかでつがれる「いつきむらのしきとでんとうぎょうじ」くまかぐら<くにしていじゅうようむけいぶんかざい>
時代の流れの中で継がれる「五木村の四季と伝統行事」球磨神楽<国指定重要無形文化財>
熊本 / 五木村 ( いつきむら ) 関連分類: 祭り 習俗 芸能
熊本県五木村の四季折々の行事をつぶさに紹介した映像である。そこには五木村に生きる人々の生活の中の祈り、先人達の残した、生きてゆく為の知恵に満ちている。新年は新泉寺の鉦の音で始まり、五木阿蘇(いつきあそ)神社の「歳誕祭(さいたんさい)」で気分を引き締める。正月行事として、「どんど焼き」小正月には「柳餅」をつき、柳の枝に刺して、神棚、仏壇に飾る。「モグラ打ち」は、子供達が家々を廻り藁束を打ちつけ五穀豊穣を祈る行事。8月に入ると各地で夏祭りが始まる。梶原地区では「梶原太鼓踊りが」行われ白木神社に奉納される。太鼓踊りの演目は18から最近では3つに減った。この地区ではこの太鼓踊りが終わってから墓参りをする。10月14日五木阿蘇神社では前夜祭に「球磨神楽(くまかぐら)」が奉納される。以前は33段の演目があったが、現在は17段が納められる。翌日の15日の早朝、鳥居に御新酒(おみき)が供えられ、ホラ貝の音で「隠れ酒」が始まる。昔、山伏が助けを求めて訪れた時、間違って斬ってしまった。その霊を慰める行事として、南北朝の頃から伝わるという。やがて餅を搗き、松飾りを作って「除夜祭」を迎え息災を感謝してこの一年が終わる。
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