かおりたかきぶんかにいだかれて ~きじょうちょうにでんしょうされるきょうどげいのう~
薫り高き文化に抱かれて ~木城町に伝承される郷土芸能~
宮崎 / 木城町 ( きじょうちょう ) 関連分類: 祭り 習俗 芸能
この地方は、8月の中旬をお盆としている家が多く、「比木の盆踊り(ヒキノボンオドリ)」は、お盆の行事の一つとして、地元の婦人会を中心とする保存会により継承されています。盆踊りは13~14日(主に14日)の夜、初盆の家々の庭先で先祖の供養のために踊られます。集団の慰霊行為が習俗化したものといわれています。踊りの演目は“よったけ”“豊年踊り(ホウネンオドリ)”“手踊り(テオドリ)”“兵語(ヒョウゴ)”“地踊り(ヂオドリ)”の5つで構成されています。「中之又神楽(ナカノマタカグラ)」は毎年12月の第2の土日、寒い時期に33番の神楽が夜を徹して舞われます。その歴史は200年とも400年とも言われ、神社に保管されている“神楽問答集”に細かく神楽が記載されています。“舞殿(マイデン)”が神社の隣の地面に畳を敷いて作られるのは珍く、この神楽は“神体(シンタイ)出現”の神楽といわれ、第15番“荒神舞(コウジンマイ)”では、“神体”と“神主”の問答が入り特徴的です。
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http://www.kijo.jp/
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