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よみたんそんせなはまふくぢのへいちょうしゅんどう

読谷村瀬名波「真福地のはいちょう」「しゅんどう」

沖縄 / 読谷村 ( よみたんそん ) 関連分類: 伝統芸能

読谷村瀬名波は美しい湧水「瀬名波ガー」を持つ集落。瀬名波の伝統芸能は瀬名波出身、儀保カナメが伝えたとされる。今からおよそ150年前、船乗りであった儀保カナメは、琉球王国末期の那覇で歌三線や舞踊の手ほどきを受け瀬名波の人々に教えた。それが今日まで受け継がれてきたという。瀬名波の多彩な伝統芸能の中で逸出した二つの舞踊が「真福地のはいちゃう」と「しゅんどう」である。
「真福地のはいちゃう」は、琉球王国時代に中国からの冊封使を歓迎する宴で踊られた御冠船踊と伝えられている。真福地のはいちゃう節にのせ、四ツ竹を持ち、古典女踊りの衣装で踊られる優雅な踊りであるが、中央では姿を消し、今は瀬名波にのみ伝わっている。
「しゅんどう」はチュラカーギー(美女)とヤナカーギー(醜女)が踊る打組踊で、首里王府の御冠船踊でも「御後段踊」として演目の最後に組まれた。県内ではいくつかの地域でも継承されているが、瀬名波のヤナカーギーの踊りは特に激しくこの舞踊の原形に近いものではないかと言われている。
一度も枯れたことのない瀬名波ガーは瀬名波の「命の泉」。「真福地のはいちゃう」「しゅんどう」に代表される瀬名波伝統芸能は瀬名波の「心の泉」。本作品は6年ぶりに開催された瀬名波伝統芸能祭に向き合う瀬名波の人々の記録である。昔も今も変わることなく継承者から継承者へと瀬名波に伝統芸能が受け継がれていく姿を描く。



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