ぎまふぇーぬしま~よみがえったでんとうげいのうをまもる~
儀間南ヌ島~蘇った伝統芸能を守る~
沖縄 / 読谷村 ( よみたんそん ) 関連分類: 祭り 芸能
読谷村の儀間(ぎま)に昭和の初期に途絶えてしまった伝統芸能があった。「南ヌ島(フェーヌシマ)」と呼ばれていた。当時いくつかあったと思われている伝統芸能の中で唯一復活の可能性があったのがこの「フェーヌシマ」であった。復活に当たって、いくつかの努力がなされた。「フェーヌシマ」を見たことがあるという長老の話、嘉陽(かよう)で踊られている「フェーヌシマ」を参考にしたこと。全島「フェーヌシマ」大会を見に行ったこと、多くの人々の復活にかける熱意等々、大変な努力の結果、1991年秋、初めて村人にその踊りが公開され、今日では儀間を代表する伝統芸能となった。「フェーヌシマ」の由来は定かでないが、学者の説では、昔貿易が盛んであった頃、南方から伝えられたもので、かぶり物やその衣装、棒を持つことや奇声を発すること等、人間を超えた神となって、悪霊を祓い、村の弥栄(いやさか)を導いたのではないかといわれている。首里城祭に出演して多くの人々に感動を与えた。【平成26年度制作】
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https://www.vill.yomitan.okinawa.jp/
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