赤き守り神　玻名城のシーサー　 -八重瀬町玻名城の獅子舞-

沖縄では、多くの地域で行事とともに獅子舞の演舞が行われ、それぞれの型で継承されてきた。玻名城地域でも、悪疫退散の願いを込めた演舞が始められた時から現在まで、地域の守り神として大切に受け継がれてきた。平成元年に玻名城獅子舞保存会を組織し、地域ぐるみで継承してきた。さらに、平成元年に子ども獅子を製作し、若年層から関わりを持たせることで、伝統芸能を通した幅広い世代交流の機会を創出し、地域コミュニティー力の強化と切れ目なく受け継いでいく仕組みづくりを行っている。旧盆や旧暦八月十五夜の獅子が字内を練り歩く「道ジュネー」では、その姿を見ようと毎年多くの人が沿道にあふれ、賑わいを見せる。しかし新型感染症の影響により人が集まる機会の自粛が余儀なくされ、多くの地域住民が伝統行事に関われない事態となった。地域の役員や保存会員は、伝統行事の目的やその継承のあり方を模索し、行事を取りやめるのではなく地域の方の理解を得た上で、これまでとは違う形の行事を執り行った。

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http://www.town.yaese.lg.jp/

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