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ふくしまけんしていじゅうようむけいみんぞくぶんかざい こてらさんじほうらく

福島県指定重要無形民俗文化財 古寺山自奉楽

福島 / 須賀川市 ( すかがわし ) 関連分類: 祭り 芸能

 須賀川市の「古寺山白山寺(はくさんじ)」では、33年に一度、旧暦3月10日に、聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)の御開帳に合わせ“自奉楽”が奉納される。“自奉楽”とは寺の仏事に行われる芸能のことで、ここでは「平鍬踊り(ひらくわおどり)」「田植踊り(たうえおどり)」「獅子舞(ししまい)」が奉納される。「獅子舞」は“太郎獅子”“次郎獅子”“雌獅子”の他に「花枝(はなえだ)かつぎ」と「鉦きり」が加わる。この獅子舞を含め、全て踊り子は少年少女が受け持つ。 この「自奉楽」の歴史は大変古い。およそ250年前この寺の住職が、子供らに“踊り”を教え村々を廻らせ、托鉢(たくはつ)によって得た浄財を基に寺を再建したとの言い伝えがある。
 本編では平成19年に行われた「自奉楽」の全体を収録した、大変珍しい記録である。何せ33年に一度の奉納である、これを継承するため、踊り、唄、笛の師匠たちは、毎年旧暦の1月2日「唄い初め(うたいぞめ)」を行い伝統を守っている。



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https://www.city.sukagawa.fukushima.jp/


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