やなぎはしのかぶき
柳橋の歌舞伎
福島 / 郡山市 ( こおりやまし ) 関連分類: 伝統芸能
柳橋の歌舞伎は、文化文政年間に天領であった柳橋(現郡山市中田町)に住み着いた旅芸人によって伝えられたという言い伝えがあり、文化7年(1810年)、中村代之丞が菅布禰神社に歌舞伎を奉納した記録が残されています。また、天保11年(1840年)には「義経千本桜」が上演された記録があります。
時代が明治に移ると政府による興業に対する厳しい取締りにより休演を余儀なくされたり、柳橋村(当時)で起きた大火により資料や文献が大量に消失、太平洋戦争による中断などがありましたが、昭和55年に柳橋歌舞伎保存会が発足、地区ぐるみでの活動を行うようになり、昭和58年には郡山市重要無形民俗文化財に指定されました。
柳橋歌舞伎は、演じるだけでなく舞台作りから作り上げる地芝居で現在「義経千本桜 伏見稲荷鳥居の場」など全19の外題を演じることが出来ます。
毎年9月の敬老の日前日に定期公演を行っておりましたが、令和2年、3年については新型コロナウイルス感染防止対策のため、残念ながら中止又は規模を縮小しておりますが、活動再開に向け、演目の練習に取り組んでいます。
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https://www.city.koriyama.lg.jp/
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