にいじまむら わかごうのおおおどり
新島村 若郷の大踊り
東京 / 新島村 ( にいじまむら ) 関連分類: 習俗 芸能
太平洋に浮かぶ新島、その北西に若郷集落があります。平成20年には、戸数138戸、人口340人の人々が暮らす集落です。ここでは、古くから「大踊」が伝えられており、毎年お盆の14日に演じられます。「大踊」は、寺踊り(テラオドリ)と役所踊り(ヤクショオドリ)に分けられ、演目は全部で9曲となっていますが、現在公開している唄と踊りは「青が丸(アオガマル)」「備前踊(ビゼンオドリ)」「伊勢踊(イセオドリ)」の3種です。歌詞に特徴があり、古くは室町時代の「風流踊(フリュウオドリ)」から、採ったものといわれています。この踊りには、お囃子は一切無く、全て肉声の唄のみで、踊りと調子を合わせ演じられます。江戸・寛政12年頃から「大踊」は、先祖を供養するための供養踊(クヨウオドリ)として踊られたため新島のみに残ったといわれています。また、人々の助け合い“もやい”の精神を養い、また個人の習い覚えた唄や踊りを演じる楽しみがあるといわれています。
市区町村または関連団体へのリンク
https://www.niijima.com/
※お祭り・行事などの最新の開催状況は、各地域の情報をご確認ください