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「ぬぶいりくどぅきちべえし」

「上り口説き囃子」

沖縄 / 読谷村 ( よみたんそん ) 関連分類: 口承 芸能

読谷村宇座(よみたんそん うざ)に伝わる「上り口説き囃子」は「美しさ」と「凛々(りり)しさ」を併せ持ったこの地に伝わる独特の踊りである。また踊り手は踊の中で「囃子(べえし)と呼ばれる歌詞を謡う。この囃子は、琉球王朝末期に、薩摩藩の支配下(1609)となり、薩摩奉行を歓待する舞踊の一つとして作られたという。宇座は読谷村の最北部に位置し、一時は米軍の基地となったが、返還され、村人も戻ってきて「上り口説き囃子」も踊られ始めたが、その踊りの形が少しずつ昔と異なってきていて、これを正しい形で伝承出来ぬかと「宇座伝統芸能保存会」の努力が始まった。88歳の古老に直々に指導をお願いする等、また踊り手達の精進によって、次第に成果が上がり、村人の集まる晴れの舞台を立派に努めることができた。村人には大いに感謝され、是非継承をといわれるまでになった。



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