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出演古典芸能

狂言「止動方角」(大蔵流) [2/23上演]

「止動方角」は、"しどうほうがく"と唱える呪文が引き起こす愉快なお話です。当世大流行のお茶比べに出席する見栄っ張りの主人は太郎冠者に、伯父の家に行き、極上の茶と道中に乗る馬を借りてくるよう命じます。苦労して借り、やっと帰ってきた太郎冠者に、主人はねぎらうことなく、「遅い」と叱責します。ムッときた太郎冠者は、主人に一泡吹かせようと一計を案じます。伯父から借りてきた馬は「咳(せき)」をすると暴れる癖があり、それを鎮めるときは「しずまりたまえ、止動方角」と呪文を唱えよ、と教わってきていたのです。そこで太郎冠者は・・・・・。

[出演]山本東次郎 ほか

スーパー能「世阿弥」(短縮版) [2/24上演]

世阿弥生誕650年を記念して、梅原猛が新たに書き下ろしたスーパー能「世阿弥」の後半部分をご覧いただきます。室町時代の能の大成者である世阿弥の息子、観世元雅の死は現在も謎に包まれています。この謎に新解釈を施し、世阿弥親子の情愛、芸術と政治、そして能の未来への希望を織り込んで、現代の私達へわかりやすい言葉で描いていきます。舞台は世阿弥の家。元雅の死の悲報を聞き、絶望の淵で嘆き悲しむ世阿弥夫婦の前に、元雅の亡霊が現れます。亡霊となった元雅から意外な心の内を明けられ、夫婦の心は鎮まります。そして、世阿弥の心には新たな能の光が灯るのです。

[作]梅原猛 [出演]世阿弥:梅若玄祥 元雅:片山九郎右衛門

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