第11号 ホールと学校(2001年度10月発行)
特集 ホールと学校
空間のエスプリ
体験レッスン
座談会
SCOPE
イラストSCOPE
海外STUDY
資料編/BOOK
特 集
静岡県浜松市/アクトシティ浜松
アーティスト、行政、教育委員会、ホールスタッフ、そして教育現場の教師たち。普段は顔をあわせない「異業種」のメンバーが集まって、2年がかりで子どもたちの鑑賞教室を成功させようとしている。(抜粋)
兵庫県神戸市/神戸アートビレッジセンター
開演を前に、約200人収容の客席はほぼ満席となった。プログラムには演出、照明、音響、舞台監督などにプロの名前があるが、出演者はもちろんのこと、戯曲を書いたのも7人の高校生。さらに客席後ろの照明、音響席にもオペレーション(機材操作)を行う高校生の姿が見える。(抜粋)
山口県岩国市/シンフォニア岩国
佐渡はこの会に「じゃがいも音楽室」というタイトルをつけた。かつてバーンスタインが佐渡を指して言った言葉がある。 「俺はジャガイモを見つけた。今は泥だらけだけど、丁寧に拭いたら皆のための美味しい食べ物になる」(抜粋)
神奈川県横浜市/こどもみらい2001
ワークショップリーダーとアーティストと子どもたちの出会い。つまりそれは、70年代初頭から日本に音楽の創造的な活動を根づかせようと坪能たちが行ってきたさまざまな取り組みの一つの結実だった。(抜粋)
東京都/子どもと舞台芸術 出会いのフォーラム2001
その意味で演劇は、関係性が変わることで物語が生まれます。演劇を通じて自分が日常どんな言葉を喋っているのか、気をつかうようになってくれたらいいと思います(抜粋
空間のエスプリ
米国シェボイガン市のアート・プロジェクト
文:塩谷陽子
効率と規律に仕切られた厳格な工場の一画に、フェンスで区切られた雰囲気の異なる場所がある。美術作家たちの自由な制作のために割り当てられたスペースだ(抜粋)
体験レッスン
奈良市音楽療法推進室に学ぶ
音楽を「音楽療法」という形で福祉施策に活かしている奈良市に、ホール職員、アウトリーチの専門家と共に伺いました。(抜粋)
座談会
ビバ! 子どもミュージカル
子どもたちとともに参加と創造の喜びを体験する試みとして、創作ミュージカルに熱い期待が寄せられている。各地で子どもミュージカルに取り組む担当者たちが、その魅力と制作秘話を語り合った。(抜粋)
SCOPE
広島県三良坂町/吉舎町/総領町 灰塚アースワークプロジェクト
ダム建設のために切られた木を使って巨大な船をつくり、ダム湖の水位の上昇とともに船を浮上させて山の尾根に乗せてしまう、そんな気宇壮大な計画が広島県内で進んでいる。(抜粋)
栃木県日光市 オペラ『日光』
「オペラ『日光』」は、世界遺産登録記念や10周年記念のために単発イベントとして打ち上げられた企画ではない。栃木県総合文化センター(以下、総合文化センター)がこれまでに積み重ねてきた育成事業の集大成として、3年前から構想してきた事業なのである。(抜粋)
東京都 日本の音フェスティバル
「楽器に触る」「楽器をつくる」「舞台で演奏する」をキーワードに、ワークショップを中心に、楽器製作の実演、若い演奏家のミニコンサートなど、カルチャー棟の地下から4階までをフルに使い、盛りだくさんなプログラムが同時進行。(抜粋)
イラストSCOPE
修復を終えた山鹿市の芝居小屋、八千代座
文:奈良部和美/イラスト:かとうくみこ
見る者を感嘆させるこの空間は、気の遠くなるような作業の積み重ねの結実だ。重要文化財の修復現場は“根気”の一語に尽きる。(抜粋)
海外STUDY
ドイツの文化政策
文:小林真理
ドイツの場合、もともと小邦分立であったところを、遅れて近代国家の仲間入りをしたという歴史的背景もあり、それぞれの地域アイデンティティは強い。(抜粋)
第11号 ホールと学校(2001年度10月発行)
出版物・報告書